上細井町

上細井町

群馬県前橋市の北部に位置する上細井町（かみほそいまち）は、同市の行政区画を構成する町の一つです。その郵便番号は371-0051と定められており、2013年時点での総面積は約2.51平方キロメートルを占めています。赤城山南麓に広がる地域の一部であり、自然と都市機能が調和する環境にあります。

地理

上細井町は、前橋市内を流れる赤城白川の左岸に位置しています。この地域を潤す河川としては、主要な赤城白川のほか、観音川や竜ノ口川なども流れており、地域の地形や水系を形作っています。周囲は比較的平坦な土地が広がっており、住宅地や農地などが混在しています。

歴史

上細井町の歴史は古く、江戸時代には既にその地名が見られる記録があります。当時、この地域は前橋藩の領地の一部でした。明治時代に入り、町村制が施行されると、上細井村は周辺の村々と合併し、1889年4月1日に南勢多郡南橘村の一部となりました。その後、1896年4月1日の郡統合によって南橘村は勢多郡に所属が変更されます。さらに、昭和の大合併期にあたる1954年9月1日、勢多郡南橘村は前橋市に編入合併され、これにより前橋市上細井町として現在に至る行政区画が確立しました。近年の大きな出来事としては、2012年12月22日に国道17号線の上武道路の一部区間（群馬県道3号前橋大間々桐生線から群馬県道4号前橋赤城線間）が開通したことが挙げられます。この開通により、上細井町内に初めて国道が通ることとなり、地域の交通アクセスが大きく向上しました。

人口

上細井町における人口および世帯数については、定期的に統計が取られています。2017年（平成29年）8月31日現在のデータも存在しており、地域の居住状況を把握する上で重要な情報源となっています。（具体的な数値は提供されていませんが、統計があることは確認されています。）

交通

鉄道駅は上細井町内にはありません。しかし、路線バスが運行されており、公共交通機関として利用されています。道路網としては、南北に延びる主要幹線道路である国道17号上武道路が町内を通過しており、地域の交通の要衝となっています。また、群馬県道4号前橋赤城線や群馬県道76号前橋西久保線といった県道も町の主要な道路として機能しており、周辺地域との連携や日常的な移動を支えています。特に上武道路の開通は、広域交通網への接続を容易にし、利便性を大きく向上させました。

主な施設

町内には、住民の教育、安全、レクリエーションなどを支える様々な施設が立地しています。

教育機関
前橋市立前橋高等学校
前橋市立鎌倉中学校
前橋市立細井保育所
公共施設
前橋市消防局北消防署
* 前橋市民プール

これらの施設は、地域の文教活動の拠点となるとともに、防災や健康増進といった市民サービスを提供する上で重要な役割を果たしています。

学区

上細井町に居住する児童・生徒が通学する市立の小・中学校については、前橋市によって定められた学区に基づいて指定されています。これにより、地域の子供たちは定められた学校で教育を受けることになります。

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