下北

下北 (しもきた)

「下北」という名称は、主に以下のものを指し示す言葉として用いられます。

1. 下北半島: 本州の最北端に位置する半島を指します。豊かな自然と独特の地形が特徴です。
2. 下北地方: 青森県における地方区分の一つで、上記の半島北部を領域とします。地域文化や産業において独自の特色を持っています。
3. 下北町: 青森県むつ市に存在する町名です。JR下北駅が所在する地域として知られています。
4. しもきた (列車): JR東日本が運行する列車名で、青森駅、八戸駅、野辺地駅と大湊駅の間を結びます。地域住民や観光客の足として重要な役割を担っています。
5. 海上自衛隊の輸送艦: 海上自衛隊が保有する輸送艦の名称としても使用されています。
初代おおすみ型輸送艦「しもきた」: アメリカ海軍のヒルズデール・カウンティ (戦車揚陸艦)を元に建造されました。
2代目おおすみ型輸送艦「しもきた」: 現在運用されている輸送艦です。

さらに、「下北」は、正式な地名ではありませんが、特定の場所の略称としても用いられます。

東京都世田谷区下北沢: 若者文化の発信地として知られる「下北沢」の略称として広く使われています。演劇や音楽、古着などの多様なカルチャーが混在する街です。
奈良県吉野郡下北山村: 豊かな自然に囲まれた「下北山村」の略称としても使われます。ダム湖や温泉などが点在する地域です。
* 下関市と北九州市: 主に道路名などで使用されます。例として、下関北九州道路は「下北道路」と呼ばれています。

このように、「下北」という言葉は、地理的な場所から交通機関、軍事施設、そして地名略称まで、多岐にわたる意味を持つ名称として認識されています。

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