下府村

下府村（しもこうむら）は、かつて島根県那賀郡に存在した村です。現在の浜田市の一部を構成しています。

地理

村は下府川の下流域に位置し、肥沃な土地が広がっていました。海岸線は日本海に面しており、漁業資源にも恵まれていました。

歴史

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、那賀郡下府村が単独で村制を施行し、下府村が正式に発足しました。この時点から、地域自治体として歩み始めます。

しかし、1941年（昭和16年）8月1日、下府村は那賀郡上府村、国分村と合併し、新たに国府村が誕生。これに伴い、下府村は廃止されました。短い期間ではありましたが、地域社会の発展に一定の役割を果たしました。

産業

下府村の主要な産業は、農業と漁業でした。農業においては、甘藷（サツマイモ）や下府ブドウなどが特産品として知られていました。これらの農産物は、地域経済を支える重要な役割を担っていました。また、日本海に面していたことから、漁業も盛んでした。新鮮な魚介類は、地域住民の食生活を豊かにしていました。

参考文献

角川日本地名大辞典 32 島根県
『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

* 島根県の廃止市町村一覧

もう一度検索