下村東美

下村東美（しもむら とうみ）

下村東美は、1980年12月18日生まれのサッカー選手であり、指導者でもあります。彼は北海道札幌市南区の出身で、サッカーへの情熱は幼少期から始まりました。サッカーの道を歩むきっかけは、SSS札幌サッカースクールでの経験でした。ここでの仲間には、後にプロでも活躍する吉野智行がいて、共に成長していきました。

サッカーキャリアの歩み

中学時代には札幌第一ジュニアユースに所属し、その後札幌第一高等学校へ進学。卒業後は大阪体育大学に進み、在学中に関西選抜のキャプテンとしてチームを牽引しました。2003年、彼はセレッソ大阪に入団し、2004年にはセンターバックとして試合に出場。その後、ボランチにポジションを移し、2005年から本格的にチームの中心選手として活躍します。

2006年、セレッソ大阪はJ2に降格してしまいましたが、下村はその後ジェフユナイテッド市原・千葉に移籍。主将としてチームを支えましたが、2009年にはチームが再度J2に降格し、これを機に彼は戦力外通告を受けます。その後、2010年にモンテディオ山形に完全移籍し、ここでの成績を残します。

彼は沼津アラウンド戦で初ゴールを決め、これによって山形の勝利に貢献しました。しかし、2011年にはチームが再びJ2に降格。2012年からは湘南ベルマーレに移籍し、選手としてさらなる成長を見せます。ここでも彼は重要な役割を果たし、2013年のシーズン後には契約満了で退団しました。

その後、ギラヴァンツ北九州に移籍し、12月18日には現役引退を表明。しかし、2015年にLB-BRB TOKYOで現役復帰し、2019年からは湘南ベルマーレのトップチームコーチに就任します。彼は2021年にサッカーからの“卒業”を発表し、新たなステージへの第一歩を踏み出しました。

戦術家としての特性

下村はその身体能力の高さと、対人守備の強さに定評があり、特にボランチとしての役割を果たしました。彼の視野の広さと展開力は、多くの試合で彼を際立たせる要因となり、2005年にはその能力が高く評価されました。

影響を受けた家族とエピソード

父親がオーストリア出身であったため、下村はドイツ語と英語に堪能でした。ただし、自身は2006年にドイツ語があまり話せないと語っています。彼の父方の祖父は1930年代にGKとして活躍していたこともあり、彼にとってサッカーは家族の伝統ともいえるでしょう。

また、彼は湘南在籍時に「和魂洋才」というキャッチコピーを持ち、そのスタイルでファンを魅了しました。高校時代にはサカナクションの山口一郎と同級生だったことも興味深いエピソードです。

所属クラブ歴

1990年 - 1992年: SSS札幌サッカースクール
1993年 - 1995年: 札幌第一ジュニアユース
1996年 - 1998年: 札幌第一高等学校
1999年 - 2002年: 大阪体育大学
2003年 - 2006年: セレッソ大阪
2007年 - 2009年: ジェフユナイテッド市原・千葉
2010年 - 2011年: モンテディオ山形
2012年 - 2013年: 湘南ベルマーレ
2014年: ギラヴァンツ北九州
2015年 - 現在: LB-BRB TOKYO

まとめ

下村東美は、その情熱と才能を生かし、サッカー選手としてのキャリアを築き上げ、指導者としても新たな道を切り拓いています。彼の歩みは、多くのサッカープレーヤーやファンに影響を与える存在であり続けます。

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