下紺屋町

下紺屋町

岡山県津山市に位置する地名、「下紺屋町（しもこうやまち）」は、郵便番号が708-0071と定められています。

地理

下紺屋町は、津山市内を東西に走る主要な通りの一つである奴通り（岡山県道68号津山加茂線の一部にあたります）の東側に展開しています。この地名と対をなす「上紺屋町」も存在しますが、両町は直接隣接しておらず、上紺屋町は奴通りを隔てた南西方向に位置しています。

歴史

下紺屋町という名称は、江戸時代の貞享5年（1688年）に成立したとされています。それまで「片原紺屋町」と呼ばれていた地域が、この時に現在の「下紺屋町」へと名称を改めました。同時に、かつて「本紺屋町」と呼ばれていた地域が「上紺屋町」に改称されており、この時期に紺屋町に関連する地名の再編が行われたことがうかがえます。

近代に入り、明治22年（1889年）6月1日に町村制が施行されると、下紺屋町は津山城下町の一部として、宮川より西側に位置する他の町々と共に合併し、新たに西北条郡津山町の一部となりました。

その後、明治33年（1900年）4月1日には、津山町の所属郡が変更されます。この時、西北条郡が西西条郡、東南条郡、東北条郡と合併して苫田郡が成立し、津山町は苫田郡の所属となりました。また、この合併に際して、津山町は東南条郡津山東町を編入しています。

大正12年（1923年）4月1日には、同じ苫田郡内にあった林田村が町制を施行するとともに、津山東町と名称を改めるという出来事がありましたが、これは直接下紺屋町の所属や名称に関わるものではありませんでした。

昭和4年（1929年）2月11日、津山町は周辺の様々な町村との広域的な合併を実施し、これにより市制が施行されて現在の「津山市」が誕生しました。下紺屋町は、この津山市成立の過程を経て、その一部として現在に至っています。

現代の概況

下紺屋町における世帯数や人口については、特定の時点（例えば2021年1月1日時点など）の情報が存在します。また、この地域にお住まいの方が通学する市立小・中学校の学区も、市によって定められています。

交通

地域内の主要な交通路としては、岡山県道68号津山加茂線が挙げられます。この県道の一部は、前述の奴通りに該当し、下紺屋町の交通の要衝となっています。

主な施設

下紺屋町内には、医王寺などの施設が存在します。

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