不朽園の紹介
不朽園(ふきゅうえん)は、
愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目に
本店を構える
和菓子製造販売の
企業です。
1927年に創業し、以来地域に根差した
和菓子店として多くの人々に愛されてきました。
創業の歴史
不朽園は、当初大須に存在した
和菓子店の不老園から暖簾分けという形で独立し創業しました。尾頭橋地区は昔、
佐屋街道沿いに位置し、
1917年からは
遊廓があった地域でもありました。そのため、訪れる客が手土産として
和菓子を購入することもあったのです。
1944年には、戦争による空襲で店舗が焼失しましたが、
1946年には仮店舗で事業を再開しました。そして
1955年に現在の
本店が新たに建設され、当時からの姿を保ち続けています。
本店は尾頭橋商店街の入り口に位置し、その美しい外観は地域の
ランドマークともなっています。加えて、2011年には
名古屋市の登録地域建造物資産に認定され、2012年には認定地域建造物資産にも指定されました。
豊富な商品ラインナップ
不朽園が扱う商品は多岐にわたり、特に名古屋銘菓「菊
最中」が有名です。この
和菓子は、サクサクとした皮の中にあずきの甘さが詰まった上品な味わいが特徴です。また、発売日限定の「献上
最中」など、様々な
最中を主力商品としています。季節ごとに楽しめる
生菓子もあり、訪れるタイミングによって異なる
和菓子を味わえる楽しみがあります。
店舗展開
不朽園は、尾頭橋に
本店を構えている他、県内に数店舗展開してきました。2020年時点で、尾頭橋
本店を含めて4店舗を構えており、愛知の各地で地元の人々や観光客に親しまれています。
直営店
愛知県名古屋市中川区尾頭橋3丁目4-8
愛知県名古屋市中区栄3丁目5-1地下1階
愛知県春日井市瑞穂通5-33
愛知県名古屋市熱田区神宮3丁目6-34
さらに、星ヶ丘三越の菓遊庵コーナーや、JR名古屋タカシマヤの地下1階に位置する銘菓百選コーナーなど、他の店舗にも不朽園の商品が取り扱われています。
松坂屋名古屋店の地下1階では、銘菓お取り寄せのコーナーでも不朽園の
和菓子を楽しむことができます。
まとめ
不朽園は、名古屋の文化と歴史を背景に育まれた
和菓子店です。長い歴史の中で、地域に密着したこだわりの
和菓子を提供し続けており、多くの人々にとっての特別な存在になっています。
和菓子を通じて、愛知の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。