与儀駅

与儀駅（よぎえき）

与儀駅は、1923年（大正12年）2月26日から1945年（昭和20年）3月23日ごろまで、沖縄県那覇市に存在した沖縄県営鉄道嘉手納線の駅（廃駅）です。

歴史

1923年（大正12年）2月26日: 嘉手納線の駅として開業しました。
1945年（昭和20年）3月23日ごろ: 嘉手納線の運行が終了し、旅客乗り入れ路線がなくなったため、事実上廃止となりました。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅でした。
無人駅として運営されていました。
駅の近くに農業試験場があったため、試験場関係の側線が敷設されていました。

駅周辺

農業試験場: 駅の近くには農業試験場がありました。戦後も同じ場所に建てられましたが、1961年（昭和36年）に首里へ移転し、その後さらに糸満へと移転しました。現在の与儀公園がその跡地にあたります。

駅跡の現在

廃線跡は、現在国道330号（ひめゆり通り）となっています。しかし、駅の具体的な跡は確認できません。位置的には現在の与儀公園付近であるとされています。
与儀駅から安里駅までの区間は、線路が築堤上に敷設されていました。戦後しばらくの間は残っていましたが、後に崩され、国道330号の建設が行われました。そのため、与儀駅と安里駅の間は、廃線跡がそのまま国道330号となっています。

隣の駅

沖縄県営鉄道

■嘉手納線

古波蔵駅 - 与儀駅 - 安里駅

参考文献

加田芳英『図説 沖縄の鉄道【改訂版】』有限会社ボーダーインク、2003年。ISBN 978-4-89982-047-5。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

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