世田谷区立瀬田中学校

世田谷区立瀬田中学校：歴史と教育の歩み

東京都世田谷区瀬田に位置する世田谷区立瀬田中学校は、地域に根ざした歴史ある学校です。1948年、桜町中学校と二子玉川中学校が合併して開校、以来、地域社会に貢献する人材育成に尽力しています。

学校の沿革：七つの学び舎

瀬田中学校は、世田谷区立瀬田小学校、二子玉川小学校、玉川保育園、用賀保育園（本園・分園）、身延山保育園分園さくら保育園と連携し、「多摩川の学び舎」を構成する七つの教育機関の一つとして、地域の子どもたちの成長を支えています。

開校以来、校舎の増改築や設備の充実を図りながら、教育環境の向上に努めてきました。1949年には校歌が制定され、1956年には図書館が、1957年には体育館兼講堂が落成。その後も、プール、鉄筋校舎、パソコンルームなどが順次整備されました。

1971年には給食が開始、1990年代には校舎の外壁塗装や体育館の改修など、大規模な改修工事が行われました。2000年代以降は、耐震工事や校庭改修、体育館へのエアコン設置など、生徒の安全と快適な学習環境を確保するための整備が継続的に実施されています。2021年には新しい音楽室が完成するなど、教育環境の改善は現在も進められています。2022年には瀬田小学校との新たな連携事業を開始するなど、地域との連携強化にも力を入れています。

教育目標と学校生活

瀬田中学校は、「よき校風を継承し、豊かな心を持ち行動力のある生徒の育成」を教育目標に掲げ、「学ぶ力・考える力」、「お互いを認め合う」、「地域・社会の一員として健全な心身」の育成を目指しています。学校のスローガンは「信頼と思いやり」です。

生徒たちは、多様な学習活動を通して、知性と感性を磨いています。また、部活動や学校行事にも積極的に参加し、仲間との協調性や責任感などを養っています。放課後には、ステップ（放課後支援活動）も行われ、生徒たちの学習や生活をサポートしています。

校区とアクセス

瀬田中学校の校区は、上野毛、瀬田、玉川、玉川台、用賀の一部地域に広がっています。最寄りの停留所は東急バス「瀬田中学」停留所で、バス停から徒歩1分です。電車でのアクセスは、東急田園都市線二子玉川駅・用賀駅から徒歩12分、大井町線上野毛駅から徒歩12分です。

学校周辺には、瀬田小学校をはじめ、住宅や商店などが点在しています。「瀬田中学さくら青空通り」という区道も学校近くに位置し、地域に開かれた学校であると言えるでしょう。

その他

かつては、体操服の短パンとしてジョギングパンツ型のものが使用されていました。これは、1990年代前半から2000年頃にかけて、ミズノアスリート製のものが男子は青色のインナーなし、女子は緑色のインナー付きで採用されていました。

瀬田中学校は、長い歴史と伝統を受け継ぎながら、常に時代の変化に対応し、生徒たちの成長を支援する教育活動を続けています。今後も地域社会に貢献できる人材育成に、更なる努力を続けていくことでしょう。

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