『世界で一番君が好き! You are my favorite in the world』
このドラマは、
1990年1月から3月まで放送され、毎週月曜日の21:00から21:54の時間帯にフジテレビ系列の「月9」枠でオンエアされました。主演を務めたのは、個性的な演技で知られる
浅野温子であり、彼女の迫力ある演技とユニークな衣装が視聴者の目を引きました。
主な特徴と話題
特に注目を集めたのは、オープニングタイトルでの大胆なキスシーンです。
浅野温子と
三上博史がさまざまな状況でキスを交わす姿は、視聴者の度肝を抜きました。さらに、オープニングのラストシーンでは、渋谷のスクランブル交差点で、周囲の大勢の人々が見つめる中、二人が運転する車の中から身を乗り出して濃厚なキスを交わすという革新的な演出がありました。これは
テレビドラマに新たな刺激を与えるものとして評価されました。
プロデューサーの
大多亮は、当初主題歌を
DREAMS COME TRUEに依頼する予定でしたが、タッチの差でドリカムが他局のドラマの主題歌を担当することになり、急遽主題歌がLINDBERGの「
今すぐKiss Me」に決まりました。このシングルは、最終的に『卒業』の主題歌よりも売り上げを上回り、その成功もドラマの話題性に一役買いました。
この作品は映像ソフト化はされていないものの、FODでの配信が実施されています。また、再放送も行われており、
2013年にBSフジで、
2020年にはフジテレビTWOで再放送され、古いファンから新しい視聴者まで多くの人に親しまれました。
ストーリー
物語は、向井華(
浅野温子)というOLが恋人に振られるところから始まります。新幹線の中でサラリーマン山村公次(
三上博史)と出会い、思わずビールをかけられて大喧嘩に発展。しかし、華の友人の小笠原万吉(
布施博)は華に一目惚れしてしまいます。その後、東京に戻っても華と公次は喧嘩を繰り返しますが、いつしかお互いを意識するようになり、物語は彼らの恋愛模様へと進展していきます。
キャスト
スタッフ
この作品の脚本は
松原敏春が担当し、音楽はAKIHABARA ELECTRIC CIRCUSが手掛けました。演出は
光野道夫、中野昌宏、
本間欧彦が務め、プロデュースは
山田良明と
大多亮が行いました。制作はフジテレビが担っています。このドラマは、90年代の日本の
テレビドラマにおける重要な作品のひとつとして記憶されています。