今すぐKiss Me

今すぐKiss Me：LINDBERG最大のヒット曲

1990年2月7日、徳間ジャパンコミュニケーションズよりリリースされたLINDBERGのシングル「今すぐKiss Me」は、日本の音楽史に名を刻む一曲となりました。フジテレビ系ドラマ『世界で一番君が好き!』の主題歌として起用されたこの曲は、浅野温子さんと三上博史さんのキスシーンが印象的なオープニング映像と共に、瞬く間に日本中に広まりました。

オリコンチャートでの快挙

「今すぐKiss Me」は、オリコンシングルチャートで1位を獲得。1990年3月5日から1週おきに3回も1位を獲得する快挙を達成しました。年間チャートでも堂々の3位にランクインし、LINDBERGの代表曲にして、最大のヒット曲となりました。このシングルの成功は、続くアルバム『LINDBERG III』にも波及し、こちらもオリコンアルバムチャートで1位を獲得するなど、LINDBERGの絶頂期を象徴する作品となりました。

収録アルバムとカップリング曲

「今すぐKiss Me」は、代表作『LINDBERG III』をはじめ、『FLIGHT RECORDER 1989-1992 -little wing-』『SINGLES -FLIGHT RECORDER II-』『BEST -FLIGHT RECORDER III-』『WORKS -COMPOSER'S BEST-』『FINAL BEST』『FLIGHT RECORDER -FINAL MEMORIES-』『GOLDEN☆BEST リンドバーグ EARLY FLIGHT』『LINDBERG XX』といった数々のアルバムに収録されています。カップリング曲の「STEP IN NOW」は、それ以前のアルバム『LINDBERG I』にも収録されています。

2009年には、リマスタリングされた「今すぐKiss Me - 20th -」がドラマ『コンカツ・リカツ』の主題歌として使用され、『LINDBERG XX』に収録されました。時代を超えて愛される名曲であることを証明しています。

様々なアーティストによるカバー

「今すぐKiss Me」は、多くのアーティストによってカバーされています。2008年には平田裕香、Salon、Miがそれぞれの作品に収録。2009年には、ファイテンション☆テレビのmerry merry Boo、美吉田月がカバー。さらに、2010年には広瀬香美、JURIAN BEAT CRISIS、2011年には中川翔子（FNS歌謡祭では渡瀬マキとのコラボも実現）、2015年にはAgainst The Current（英語詞）、2019年にはRyuchell、2021年にはカミングフレーバー、そして2022年には錦木千束（声：安済知佳）と、世代を超えて愛され続けていることが分かります。

意外な使用例：東武鉄道西小泉駅の発車メロディ

群馬県を走る東武鉄道小泉線西小泉駅では、「今すぐKiss Me」が実際に発車メロディとして使用されています。東武鉄道によると、特に関連付けられるエピソードはないとのことですが、この意外な選曲も話題を呼んでいます。

まとめ

「今すぐKiss Me」は、ドラマ主題歌としての成功、オリコンチャートでの記録的なヒット、数々のアーティストによるカバー、そして東武鉄道西小泉駅での発車メロディ採用と、様々な側面からその人気と影響力の大きさを物語っています。LINDBERGの代表曲として、そして日本の音楽史に残る名曲として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。楽曲情報としては、作詞は朝野深雪、作曲は平川達也（「今すぐKiss Me」）、井上龍仁（「STEP IN NOW」）、編曲は井上龍仁（「今すぐKiss Me」）、LINDBERGと井上龍仁（「STEP IN NOW」）となっています。アナログ盤（EP）も存在したことも付け加えておきます。

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