世界の街道をゆく

世界の街道をゆく

『世界の街道をゆく』は、2009年10月1日から2021年12月28日までの間、テレビ朝日で放送された紀行番組です。全3016回にわたり放送され、関東ローカルとして親しまれました。この番組は、テレビ朝日とテレコムスタッフの共同制作により、キヤノンが提供するかたちで実現しました。

番組の概要

番組は、世界中の街道やその周辺での人々の生活を映像で捉え、地域の魅力を伝えることに焦点を当てました。各エピソードでは、特定の街道が30日間にわたり紹介され、その街道にまつわる風景や人々の営みが独自の視点で描かれました。撮影に使用されたのは、キヤノン製のデジタル一眼レフカメラで、特に「EOS 5D Mark IV」「EOS 5Ds」「EOS M6」が公式に発表されています。

また、番組は週5日、月曜から金曜まで毎日放送され、短いけれども印象に残る内容を展開しました。各回の最後には、「Canon」の提供クレジットが表示されると同時に、ナレーションで「次回は○○へ向かいます」と告知されるスタイルが特徴でした。2010年4月以降は、ナレーションに女性アナウンサーが加わりました。

2017年には放送2000回を達成し、放送当初からの人気を証明しました。

放送時間の変遷

開始当初は、月曜から金曜の20時56分から21時の4分間の枠で放送されましたが、2010年度には20時54分から21時までの6分枠に拡大しました。2019年度には金曜日の放送枠が改編され、一時的に短縮されることもありましたが、その後再び6分枠に戻り、2021年の放送終了まで多くのファンに支持されました。

ナレーションとスタッフ

番組にはいくつかのナレーターが参加しました。初代ナレーターの坂東三津五郎は2009年から2015年まで務め、その後広中雅志、さらに坂東巳之助がその後を引き継ぎました。スタッフについても、撮影、編集、演出など専門のチームが充実しており、それぞれの役割で番組の完成度を高めました。

撮影には、横木安良夫や宮内文雄などのプロフェッショナルが参加し、その美しい映像作品が視聴者に感動を与えました。メディアマネージャーや制作スタッフも多彩で、番組を総合的に支えていました。加えて、テーマ音楽には篠原信彦が関わり、番組の雰囲気を一層引き立てていました。

番組の終了

『世界の街道をゆく』は、2021年12月28日の放送をもって、12年間の放送に幕を閉じました。これまでの内容や魅力は多くのファンに記憶され続け、新たな紀行番組へと影響を与える存在となっています。番組が放送された期間中には、特別なイベントや編成の変更もありましたが、それらも視聴者には新鮮な体験であったことでしょう。番組の終了は多くの視聴者にとって感慨深いものでしたが、記録された映像やナレーションは、今もなお人々の心に残っています。

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