世界バリバリ★バリュー

世界バリバリ★バリュー

『世界バリバリ★バリュー』は、日本のバラエティ番組で、2003年4月15日から2008年3月19日までの約5年間、TBS系列で放送されました。この番組は、毎日放送とイーストが共同制作しており、トークショーとクイズ番組の要素を融合した新しいスタイルが話題となりました。

番組の開始時期は火曜日の夜22時から22時54分までの放送枠で、初めの2年半にわたって高い視聴率を維持し、時には15%を超えることもありました。しかし、制作枠の変更に伴い、2005年10月からは水曜日の同じ時間帯に放送されるようになりました。タイトルは、番組の企画を担当した放送作家のわぐりたかしによるものです。

この番組の特長は、当初は「世界でバリバリ働く人の給料や人気商品の値段を当てる」というテーマだったものの、視聴率が良かったことから日本のセレブの特集に軸足を移した点です。ここでいう「セレブ」は、日本特有の「お金持ち」を指し、著名人を意味する従来の定義とは異なります。

番組はクイズ形式で進んでいきますが、トークセッションも多く、パネラーや司会の島田紳助とのやりとりが視聴者を引きつけました。紳助の司会進行により、番組は温かい雰囲気に包まれていましたが、特別企画として登場した司会者やレポーターも印象的でした。

2004年には、島田紳助が女性マネージャーへの暴力事件を起こし、一時は出演を取りやめる事態が発生しましたが、その後復帰し、放送は続きました。再開後も、サブ司会者の水野裕子が実質的な司会役を担ったりなど、番組の運営には工夫がみられました。

2007年11月28日には、BREAKERZのDAIGOが出演し、そこで自身の家族が初公開され、多くのオファーを得るきっかけともなりました。番組は200回目の放送を迎え、その記念特別企画も好評でした。

最終回は2008年3月19日の「今夜決定!史上最強の大富豪グランプリ!」で締めくくられ、その後は後継番組で再度紳助が司会を務める形となりました。

出演者とスタッフ

本番組には多彩な出演者が登場しました。主に司会は島田紳助が務め、アシスタントとして水野裕子が参加。そして、木下優樹菜や出川哲朗といった多様なパネラーが揃いました。レポーター陣も豪華で、コンビで活動する形が多く、やるせなすやライセンス、バナナマンなどが名を連ねていました。

番組を支えるスタッフも重要な役割を果たしました。ナレーターには松尾貴史が担当し、複数の構成作家やディレクターが集結しました。技術面でも、プロデューサーやカメラマン、音声や照明担当など、人々が協力して番組を作り上げました。

『世界バリバリ★バリュー』は、楽しさだけでなく、視聴者とのコミュニケーションを重視した点でも高く評価されており、日本のバラエティ番組に新たな風をもたらしました。

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