世界ブラインドゴルフ協会

世界ブラインドゴルフ協会（IBGA）

世界ブラインドゴルフ協会（International Blind Golf Association、略称：IBGA）は、視覚障害者ゴルファーのための国際的なスポーツ団体です。1998年に設立され、世界各地で開催されるブラインドゴルフの大会を運営、認可、後援しています。2014年時点での登録ゴルファーは約500名。

歴史

IBGA設立以前から、各国で個別にブラインドゴルフの協会や支援団体が活動していました。1953年にはUSブラインドゴルフ協会（USBGA）が設立され、日本でも1991年に日本盲人ゴルフ協会（現日本ブラインドゴルフ振興協会）、1994年に日本視覚障害ゴルファーズ連絡協議会（後の日本視覚障害ゴルファーズ協会）が発足しています。

1996年、日本盲人ゴルフ振興協会（日本盲人ゴルフ協会を改称）名誉会長の半田晴久氏（深見東州）が、世界各国のブラインドゴルフ団体に呼びかけ、1997年に6ヵ国の代表がオーストラリアのパースに集まり、世界ブラインドゴルファーズ会議が開催されました。この会議で、協会の定款とハンディキャップシステムが立案されました。

そして1998年、アメリカのフロリダ州で開催された第5回ISPSハンダ・ブラインドゴルフ世界選手権大会において、世界ブラインドゴルフ協会の設立が承認されました。初代総裁には半田晴久氏が、初代会長（実務面の統括責任者）にはオーストラリアのデビッド・ブライス氏が選出されました。

1997年の世界ブラインドゴルファーズ会議には、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、アイルランド、イギリス（イングランド、スコットランド、北アイルランド）の6ヵ国8団体が参加しました。その後、ドイツの団体が加盟し、7ヵ国9団体となっています。

2014年時点では、加盟国は16ヵ国18団体、準加盟国は4ヵ国4団体となっています。半田晴久氏は、オープン選手権大会の度に資金を提供し、IBGAを通じて世界中の大会を支援しています。

主な活動

IBGAは、以下の活動を通じてブラインドゴルフの普及と発展に貢献しています。

国際大会の運営・認可: 世界選手権などの主要な国際大会を組織し、競技のルールや運営基準を定めています。
ハンディキャップシステムの管理: 視覚障害の程度に応じたハンディキャップシステムを管理し、公平な競技環境を提供しています。
加盟団体の支援: 各国のブラインドゴルフ協会を支援し、組織運営や普及活動をサポートしています。
競技者の育成: ブラインドゴルフの競技者を育成するためのプログラムや研修会を実施しています。

主催大会・公認大会・参加大会

ハンダカップ - プロアマ交流戦に、所属のブラインドゴルファーが参加しています。

加盟団体

日本ブラインドゴルフ振興協会(JBGA)
北アイルランドブラインドゴルフ協会(Northern Ireland Blind Golf)
スコットランドブラインドゴルフ協会(Scottish Blind Golf Society)
イングランドブラインドゴルフ協会(English Blind Golf Association)
ドイツブラインドゴルフ協会(Germany Blind Golf Association)
アイルランドブラインドゴルフ協会(Ireland Blind Golf)
南アフリカ共和国ブラインドゴルフ協会(Republic of South Africa Blind Golf Association)
オーストラリアブラインドゴルフ協会(Australian Blind Golf Association)
カナダブラインドゴルフ協会(Canadian Blind Golf Association)
USブラインドゴルフ協会(United States Blind Golf Association(USBGA))
香港ブラインドゴルフ協会
韓国ブラインドゴルフ協会
イタリアブラインドゴルフ協会
オーストリアブラインドゴルフ協会
アソシエイトメンバー（準加盟）
フランス
イスラエル
マレーシア
オランダ

テレビ放映

「ふれあいのグリーン ～世界を結ぶブラインドゴルフ～」（TOKYO MX 2006年5月21日）

外部リンク

世界ブラインドゴルフ協会

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