世界平和青年学生連合

世界平和青年学生連合（IAYSP）とは

世界平和青年学生連合（International Association of Youth and Students for Peace、略称IAYSP）は、国際的な青年と学生による平和促進を目的とした団体です。この団体は、統一教会に関連するもので、1994年に設立されました。初めての名称は「世界平和青年連合（Youth Federation for World Peace、YFWP）」でした。

創設の背景

IAYSPは、1994年7月26日にワシントンD.C.で、創設者である文鮮明氏と韓鶴子氏によって設立されました。この団体の目的は、青年たちが国境を越えて協力し、平和を推進することにあります。設立から約一年後、1995年に日本における支部が設立され、初代の会長には稲森一郎氏が就任しました。その後、梶栗正義氏が2代目の会長に就任しました。

変遷と活動

日本での活動は、2013年6月から2019年10月まで松田幸士氏が日本会長を務める中で、さらに発展しました。2017年には、世界平和青年学生連合と名称が改称され、韓国で創設大会が開催されました。これに続いて、その年の5月、日本でも出帆記念大会が行われました。

日本の団体名は「YSP-Japan」と命名され、東京都新宿区に本拠を構えています。

特別修錬会とその影響

2019年末から2020年初頭にかけて、統一教会が主催した特別修錬会「TOPGUNユース2020」が韓国で開催されました。このイベントには、約1150人の日本人大学生が参加し、韓国の2世大学生とも合流しました。彼らは、強制徴用の被害者や元慰安婦の女性に直接謝罪を行い、旧日本大使館前では日本政府に対して過去の行いへの謝罪を求める会見を開きました。

この活動は、同時に統一教会内部での矛盾を浮き彫りにしました。若い世代の信者たちが、平和と謝罪を求める一方で、別の団体「勝共UNITE」では安倍政権の支持を掲げる活動も行っていたため、教団内の意見の相違が明らかになりました。

日本支部の所在地と詳細

日本支部である「YSP-Japan」の本部は、東京都新宿区新宿5-13-2の成約ビルに位置しています。このビルは地上5階建てで、他の団体とも共存しながら平和活動を展開しています。このように、IAYSPは国際的な連携を基盤に、平和の実現に向けて努力を続けています。

まとめ

世界平和青年学生連合は、国際的な視点で青年たちが協力し合う姿勢を育み、平和な社会の実現を目指しています。歴史的な背景を踏まえながら、その活動は現在も進行中であり、未来の世代へとつながる重要な役割を果たしています。

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