勝共UNITE

勝共UNITEについて

勝共UNITEは、反共産主義をテーマにした日本の学生政治団体です。元々は「国際勝共連合大学生遊説隊UNITE」という名称でしたが、2017年3月に現在の名前に改称しました。この団体の設立には、東京大学の学生が関与しており、彼らは世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の2世信者を中心とする集団です。2016年の結成以来、勝共UNITEは全国No30以上のグループに拡大し、様々な問題に対する意見を表明することを目的に演説やデモ活動を行っています。

結成の背景と目的

勝共UNITEは、特に安保法制を支持する立場から活動を開始しました。その背景には、若者たちが安倍政権に反対するグループSEALDsに対抗する必要があると感じたことがあります。団体の主な政治的主張は、日本国憲法における押し付け憲法論や立憲主義の否定、憲法九条の改正、そして家族条項の新設を含む憲法改正です。また、外交面では日米韓三国の連携を重要視しています。

活動内容

団体の活動の一環として、2016年5月には渋谷で大規模なデモを行い、約230名の学生が参加しました。このデモでは「安倍政権を支えよう！」という声が上がり、テレビメディアでも取り上げられました。さらに、2017年11月に開催された「改憲2020実現 東京大会」では、初代代表が自衛隊の明文化と憲法改正を訴え、安倍政権に賛同する意見を発信しました。特に、航空自衛隊元空将の織田邦男氏もこの大会に参加し、自衛隊の憲法明記の必要性を語りました。

この団体は「改活（カイカツ）」というスローガンを提唱し、若者たちが憲法改正を考えるきっかけを提供しています。インターネットやSNSを活用して、情報を発信し、実際の生活の中で友人たちと意見を交流する活動を推奨しています。

大会と講演

2018年以降も勝共UNITEは定期的に大会を開催しており、参加者が憲法改正の重要性について議論を交わしています。2018年の大会では、著名な評論家石平氏が「中国共産党の脅威から日本を守るためには憲法改正が不可欠である」と発言し、多くの参加者の共感を得ました。

その後も、2020年にはオンライン開催に切り替え、ウクライナの状況を引き合いに出しながら共産党禁止を提言するなど、常に時事問題を取り入れた活動を行っています。2021年には、「救国救世勝共大会2021」というイベントを開催し、政治家からの激励を受ける場面も見られました。

収束に向けて

勝共UNITEの活動は、反共産主義と憲法改正を結びつけながら若者たちに広がりを見せています。安倍政権との密接な関係が指摘されることもありますが、団体としては独自の視点を持ち、積極的な発信を続けています。今後も様々な問題に対して意見表明し、社会的動向に敏感に反応しながら成長していくことが期待されています。

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