中ノ口川大橋

中ノ口川大橋

中ノ口川大橋は、新潟県新潟市の中ノ口川に架かる橋長128mの道路橋梁であり、新潟県道46号新潟中央環状線の一部を構成しています。

概要

新潟県道46号新潟中央環状線の中ノ口川を渡河する区間「中ノ口工区」として、2010年度から整備が進められました。2021年2月15日に開通し、交通の利便性向上に貢献しています。

建設の経緯

2015年より、株式会社廣瀬によって橋台の工事が着手されました。河川の非出水期に工事が制限されたため、工期は3年に及びました。2020年7月には、建設中の橋の名称が「中ノ口川大橋」に決定しました。

諸元

形式: 鋼3径間連続非合成少数鈑桁橋
橋長: 128.000m
支間割: 38.7m + 49.0m + 38.7m
幅員: 15.500m
車線数: 2車線
施工: 藤木鉄工（上部工）
鋼重: 423t

水難事故の慰霊碑

中ノ口川大橋の左岸（西区板井側）には、かつて水難事故の慰霊碑が建立されていました。この慰霊碑は、1963年7月29日に発生した水難事故で亡くなった黒埼中学校の女子生徒3名を弔うために、1966年に建立されたものです。

当時、中学校にはプールがなく、現場から500m下流の松橋橋付近が水泳地域に指定されていましたが、地域住民への周知が不十分であったため、遊泳禁止区域で泳いでいた生徒たちが深みにはまってしまうという痛ましい事故でした。

橋の建設に伴い、慰霊碑は西区板井地区内の板井公民館の敷地内に移設されています。

外部リンク

新潟市 新潟中央環状道路

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