中ノ沢 (札幌市)

札幌市南区中ノ沢：自然と歴史が織りなす丘陵の地

札幌市南区の中ノ沢は、藻岩地区の北西部に位置し、豊平川の支流である中の沢川流域に広がる地域です。条は設定されておらず、1丁目から7丁目までが置かれています。

地理

中ノ沢は、川沿、南沢、北ノ沢、硬石山とともに藻岩地区を構成しています。川沿地区より一段高い丘陵地帯に位置し、南沢とは山続きになっています。中の沢川の上流には、美しい八垂別の滝があり、自然豊かな景観を楽しむことができます。

歴史

1941年に札幌市に編入された際、五号の沢から中ノ沢に改称されました。1980年代後半までは農業や畜産業が盛んで、住宅も少なく、バスの便も1日に数往復程度でした。しかし、1990年に南沢地区とを結ぶ道路が開通したことを契機に、急速に宅地開発が進み、住居表示も整備されました。

現在では住宅地として発展していますが、「中の沢」と表記されることもあります。

沿革

1892年 - 富山県から瀬川忠次郎が入植。
1941年 - 札幌郡円山町が札幌市に編入。同時に大字八垂別字五号の沢を「中ノ沢」と改称。

交通

じょうてつバスが運行しています。

施設

中の沢団地
本行寺
中ノ沢神社

参考文献

『さっぽろ藻岩郷土史』‐1982年・藻岩開基110年記念事業協賛会
『郷土誌もいわ』‐1971年、1981年、1991年、2001年、札幌市立藻岩小学校

外部リンク

* 札幌市南区

中ノ沢は、豊かな自然と歴史が調和した魅力的な地域です。かつては農業が中心でしたが、宅地開発が進み、現在では多くの人々が暮らす住宅地となっています。しかし、中の沢川や八垂別の滝など、自然の美しさも大切に守られています。札幌市南区を訪れる際には、ぜひ中ノ沢にも足を運んでみてください。

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