中之島中継局

中之島中継局について

鹿児島県鹿児島郡十島村中之島の御岳に位置する中之島中継局は、トカラ列島（十島村内）の各島を主な受信エリアとするテレビ放送の中継局です。この中継局は、単にトカラ列島への中継だけでなく、奄美群島の中継局へ電波を伝送するという非常に重要な役割も担っています。

中継の仕組み

地上アナログ放送と地上デジタル放送の両方において、NHK鹿児島[[放送局]]は奄美大島にある名瀬中継局からの電波を中継しています。一方、民放各社は種子島にある南種子中継局からの電波を中継しています。特に中之島中継局と名瀬中継局間の伝送距離は約170キロメートルにも及び、これは日本国内の放送波中継距離としては最長となっています。

デジタル放送について

地上デジタル放送については、2008年3月14日に予備免許が付与され、同月18日から試験放送が開始されました。そして、同年8月1日より本放送が開始されています。これにより、十島村の一部地域で地上デジタル放送が視聴可能となりました。

送信設備

デジタルテレビ放送

2008年3月14日：予備免許交付
2008年3月18日：試験放送開始
2008年8月1日：本放送開始
放送エリア：鹿児島郡十島村の一部地域

アナログテレビ放送

2011年7月24日正午：通常の放送を終了し、廃止

関連情報

鹿児島親局テレビ・FM放送所: 鹿児島県におけるテレビ局の親局についての解説です。
隼人ラジオ放送所: 鹿児島県におけるAMラジオ局の親局について解説しています。
南種子中継局: アナログテレビ放送における民間放送局の受信元です。
名瀬中継局: アナログテレビ放送におけるNHKの受信元です。

参考資料

『生き生き25年 南日本[[放送]]のあゆみ』 南日本[[放送]]、1978年。
『鹿児島テレビ10年史』 鹿児島テレビ放送、1980年。
『長距離海上伝搬路における放送波中継試験 - 平成16年度報告書の取りまとめ』 九州総合通信局、2005年4月14日。
* 『中之島地区及び奄美地区の地上デジタルテレビジョン放送局に予備免許』 九州総合通信局、2008年3月14日。

中之島中継局は、これらの放送設備を通じて、トカラ列島と奄美群島の情報伝達を支える重要な役割を果たしています。

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