中国地質大学 (武漢)

中国地質大学（武漢）について

中国地質大学（武漢）（ちゅうごくちしつだいがく（ぶかん）、英: China University of Geosciences (Wuhan)）は、中華人民共和国湖北省武漢市に位置する、教育部直轄の国家重点大学です。国土資源部と共同で建設が進められており、地質学、資源学、環境学、地学工学技術といった分野を中心に、理学、工学、管理学、法学など幅広い分野を擁しています。

特徴

地球システム科学を主要な研究領域とし、応用科学や先端科学分野の発展に力を入れています。地球規模での資源環境問題に取り組む人材の育成において重要な拠点となっており、中国における地球科学分野の発展に大きく貢献しています。中国で最初に大学院を設立した33大学の一つであり、国家プロジェクト「211プロジェクト」にも指定されています。2017年には、中国政府が推進する「双一流」大学構築計画において、一流学科構築大学に選ばれ、その教育・研究レベルの高さを国内外に示しました。

歴史

1952年、北京大学、清華大学、北洋大学（現在の天津大学）、唐山鉄道学院（現在の北京交通大学）、中国鉱業学院の地質学科が統合され、北京地質学院として設立されました。その後、1970年に湖北省へ移転し湖北地質学院に、1975年には武漢市へ移転し武漢地質学院へと改称されました。1978年には、北京の旧キャンパスに「武漢地質学院北京研究生部」が設置されました。

1987年、国家教育委員会は武漢キャンパスと北京キャンパスをそれぞれ中国地質大学として承認し、二つのキャンパスを持つ大学となりました。2005年には、北京キャンパスが独立し、中国地質大学（北京）として新たなスタートを切りました。現在、武漢キャンパスは中国地質大学（武漢）として、中国における地球科学分野の中核を担っています。

主な卒業生

多くの著名な卒業生を輩出しており、その一部を以下に紹介します。

温家宝: 政治家。2003年から2013年まで国務院総理（首相）を務めました。
王安順: 政治家。2013年から2016年まで北京市長を務めました。
欧陽自遠: 地球科学者。
王勇峰: 登山家。七大陸最高峰登頂を達成しました。
李致新: 登山家。七大陸最高峰登頂を達成しました。

日本における協定校

日本国内では、新潟大学と協定を結んでいます。

外部リンク

大学公式サイトへのリンク'>中国地質大学 (武漢)（中国語・英語）
* 大学の概要 中国地質大学（武漢）／中国の主要大学（Science Portal China）

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