中国電視公司

中国電視公司（ちゅうごくでんしこうし）

中国電視公司（中視、CTV）は中華民国（台湾）の地上波テレビ局であり、繁華な台北市南港区に本社を構えています。この放送局は1968年に設立され、1969年10月31日に正式に開局しました。中視は台湾で歴史のある主要なテレビ局の一つで、多種多様な番組とアニメを提供しています。

概要

中国電視公司は、「中國電視事業股份有限公司」の名称で知られ、資本金は約100億円に相当する27億9124万5830台湾元です。設立以来、経営権は歴史的に中国国民党が握っていましたが、2005年にはその経営から撤退しました。これ以降は中国時報の傘下となり、「親中派メディア」としての見方が強まっています。

本社の所在地は台北市南港区の重陽路118号で、同社は中視文化事業股份有限公司や中視資訊科技股份有限公司など複数の子会社を持っています。さらに、同局は「中視HD台」というハイビジョンチャンネルを2012年に開設し、主チャンネルも2016年にハイビジョン放送へ移行しました。

歴史

中国電視公司は1968年に設立され、開局当初からカラー放送を実施しました。1970年代前半には経営破綻を経験し、中国国民党の党営企業となりましたが、2005年にはその支配から離れました。現在では、日本のNHK仙台放送局との相互制作協定も結ぶなど、国際的な関係を築いています。

チャンネルと番組

中視は主チャンネルの他にも、ニュースチャンネルやクラシックチャンネル、CTV Bravoなど多様なチャンネルを運営しています。主な番組には、1984年から放送された人気バラエティ番組『黄金拍档』や、社会教育を目的とした『大陸尋奇』、台湾で非常に人気を集めたドラマ『還珠姫 プリンセスのつくりかた』などがあります。

また、数多くの日本製アニメも放送されており、特に『SLAM DUNK|SLAM_DUNK』や『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などが台湾で広く知られています。韓国製の『少女チャングムの夢』も放送され、多様なコンテンツが視聴者を魅了しています。

提携とネットワーク

中国電視公司は、日本テレビやテレビ朝日、韓国文化放送といった国際的なメディアと提携し、幅広い情報交換があります。また、中視は台湾の他の主要テレビ局、台視、華視、民視、公視との関係が深く、台湾の放送業界を支える重要な役割を果たしています。

まとめ

中国電視公司は、中華民国のテレビ放送において影響力を持つ老舗テレビ局であり、地域と国際社会との橋渡しをする重要な役割を担っています。多様な番組とアニメを通じて、台湾の文化や社会を描き出しています。

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