中央合同庁舎第3号館

中央合同庁舎第3号館について

中央合同庁舎第3号館は、東京都千代田区霞が関二丁目に位置する、重要な日本の中央省庁の合流施設です。この建物は、主に国土交通省とその関連する機関が利用しています。11階建ての鉄骨鉄筋コンクリート構造で、地上には11階、地下には2階のフロアがあります。

建設の歴史

この庁舎の建設は旧中央合同庁舎第2号館が手狭になったため、旧内務大臣官邸があった土地に新たに建設されることとなり、1966年に完成しました。庁舎の延べ面積は70,111平方メートル、建築面積は7,810平方メートルです。1973年には、庁舎の使用状況を改善するため、8階建てから11階建てへの増築が行われました。

主な省庁の首脳陣、例えば大臣や事務次官が使用する部屋は、建設省が3階、運輸省が5階に分かれて位置していました。こうした配置の見直しは、中央省庁の再編に伴って行われ、特に国土交通省が設立された際には、旧運輸省と旧建設省の間で新たな部屋の配置に関して論争が起きたこともありました。最終的には、新たに設けられた部屋は中間の4階に配置されることになりました。

庁舎の設計

この庁舎は、歩行者と車両の動線を分ける考え方に基づいて設計されており、西側には車の出入り口が、南側には歩行者用の出入り口があります。また、隣接する中央合同庁舎第2号館とは地下の連絡通路でつながっており、セキュリティチェックなしで移動できるため利便性が高いです。この連絡通路を通じて、地下鉄霞ケ関駅とも直結しています。

2000年から2002年にかけては、免震レトロフィット工事が実施され、耐震性が向上しました。この取り組みにより、庁舎は自然災害に対してより強固な構造となりました。

入居している機関

現在の中央合同庁舎第3号館には、国土交通省をはじめとした複数の機関が入居しています。具体的には、観光庁や海上保安庁なども同館の一部を利用しており、さまざまな行政サービスが集中しています。

関連情報

中央合同庁舎第3号館の近隣には、他にもいくつかの中央合同庁舎が存在しており、その中には第1号館から第8号館までが含まれています。これらの庁舎も、それぞれ異なる省庁や機関が入居しており、日本の行政の中枢を形成しています。また、府省庁の再編や利便性向上に寄与するための工事や改良が行われており、今後も重要な役割を果たすことが期待されています。

もう一度検索