中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部

中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部について

中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部、通称「中大ブラス」は、日本におけるアマチュアの吹奏楽団です。この団体は1942年に設立され、近年では全日本吹奏楽コンクールに29回も出場し、1位を1回、金賞を14回受賞するなど、数々の功績を上げてきました。

歴史の歩み

この楽団の起源は1942年にまで遡ります。中央大学軽音楽団を母体とし、音楽研究会の傘下でブラスバンドの設立が行われましたが、1943年には戦況の悪化に伴い解散に至りました。その後、1946年には音楽研究会が再建され、1951年に吹奏楽部として再出発を果たしました。

1955年には関東吹奏楽連盟に加盟し、国内の演奏旅行を開始しました。さらに翌年の1956年に再開された吹奏楽コンクールに初出場し、無事3位を獲得しました。1957年には全日本大会に初参加し、以降毎年大会に出場を続けています。

1961年には全日本吹奏楽コンクールで初の優勝を果たし、1964年には東京オリンピックの祝賀演奏を行うなど、楽団はさらに名声を得ました。歳月が経つ中で、1978年に中央大学が多摩に移転した際、音楽研究会も移転を余儀なくされました。

その後、1984年には初の海外演奏旅行を実施し、1998年には長野パラリンピックの聖火採火式典にも参加。2013年には初のサマーコンサートを八王子で開催し、2017年には創部75周年を迎えました。

コンクール成績と活動内容

全日本吹奏楽コンクールでの成績は、1956年から1969年までの金銀銅制度の移行前と、1970年から2022年までの移行後に分かれています。その中で、数多くの賞を受賞し続けていることは、その実力の証です。

本部の活動としては、毎年サマーコンサートを地元のオリンパスホール八王子で開催し、音楽研究会ジョイントコンサートや大学ジョイントコンサートといったイベントに参加しています。また、定期演奏会も年に一度、関東近郊の様々なホールで実施されています。

ディスコグラフィと関係者

楽団は、ブレーン株式会社からリリースされた「レジェンダリーII」「中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部」をはじめ、数多くの実況録音盤も制作しています。指揮者としては、歴代の常任指揮者たちによりその音楽性を高めてきました。中でも、林紀人、岩村力、大和田雅洋らは特に知られています。

終わりに

中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部は、歴史と伝統を持つ楽団であり、その努力と才能が結集した演奏を通じて、多くの人に感動と喜びを提供し続けています。今後もさらなる成長と活躍が期待されています。

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