中央港新町

中央港新町（ちゅうおうこうしんまち）

鹿児島市に位置する中央港新町は、人口0人、世帯数0（2020年4月1日現在）の、人工島全体が湾港施設であるという特徴を持つ町です。この町は、鹿児島港中央港区を構成する「マリンポートかごしま」という大型客船専用の湾港施設を擁しています。

地理

中央港新町は、鹿児島市南部の脇田川河口部に位置し、鹿児島湾を埋め立てて造成された人工島です。町の西側には宇宿が隣接していますが、その他の全方向は鹿児島湾に面しています。計画では、現在供用中の1期1工区、1期2工区に加え、2期工区の建設も予定されていますが、2期工区の埋め立て工事開始は未定です。現在の区画は1期1工区と1期2工区で構成されており、利用時間が定められています。時間外は入口が閉鎖されるため、町域内への立ち入りは制限されます。町域内には、休憩所兼案内所、公園、駐車場があり、それ以外は湾港施設が占めています。

歴史

1990年（平成2年）に、鹿児島県総合基本計画において「大型観光船ふ頭の整備等」が計画されました。翌年の1991年（平成3年）には、鹿児島県と鹿児島市が共同で「鹿児島港ウォーターフロント開発基本計画」を策定しました。

1999年（平成11年）に埋め立て工事が開始され、2007年（平成19年）3月に1期1工区の埋め立てが完了しました。同年7月10日には、マリンポートかごしまの全域を以て鹿児島市の町「中央港新町」が新設され、同年9月には供用が開始されました。さらに、2012年（平成24年）3月には1期2工区の埋め立てが完了し、2016年（平成28年）7月18日には1期2工区の整備が完了しました。

町域の変遷

中央港新町は、埋め立てによって造成された人工島であり、当初の計画から現在の形に至るまでに、段階的な開発が行われてきました。

施設

公共施設

親水広場（2015年（平成27年）7月29日供用開始）
急患搬送用ヘリポート
かごしまクルーズターミナル（2018年（平成30年）4月7日供用開始）

交通

道路：鹿児島港臨港道路
湾港：鹿児島港 中央港区マリンポートかごしま（大型観光客船ふ頭）

参考文献

南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日。http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/seisaku-s/shise/shokai/kagoshima-05.html。
Wikidata Q111372912

関連項目

人工島

外部リンク

鹿児島市中央港新町について
鹿児島県マリンポートかごしま

もう一度検索