中央聖書神学校

中央聖書神学校

中央聖書神学校（ちゅうおうせいしょしんがっこう、英語: Central Bible College）は、日本のキリスト教神学校の一つであり、東京都豊島区駒込にその本部を構える各種学校です。1950年に設立され、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団によって運営されています。

概観と歴史

この神学校は、1929年に設立された聖霊神学院をその源流としています。聖霊神学院は、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の初期において、主として教会指導者の育成を使命としていました。中央聖書神学校は、その精神を受け継ぎ、1950年に新たな形でその歩みを始めました。設立以来、ペンテコステ信仰に基づいた聖書の学びと実践を通して、教会を担う牧師や伝道師、教師、そして多様な信徒奉仕者を育成することを目指しています。

教育課程

中央聖書神学校では、多様な学びのニーズに応えるため、現在、主要な四つの課程を設けています。これらは本科、通信科、研究科、そしてろう者聖書学校です。

特に通信科では、将来伝道者となることを目指す「伝道者コース」と、信徒として教会の奉仕を担うための「教会献身者コース」が設けられています。

2021年には教育課程の見直しが行われ、より柔軟な学びの提供を目指した再編成が実施されました。これ以降、入学初年度は信徒奉仕の基盤を築く学びを提供する「基礎課程」に位置づけられています。二年次以降は、より専門的な伝道者養成を目指す「専門課程」に進む形となりました。基礎課程のみで修了することも選択可能です。また、基礎課程は本科または通信科で、専門課程も本科または通信科で、といったように、学びの方法を柔軟に選択し、履修することが可能となっています。

教理的な立場

本校は、設立母体である日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の信仰綱要である『基本的真理に関する宣言』に基づいた教育を行っています。これにより、教団の神学的・信仰的な基盤をしっかりと継承しています。

関係者と組織

中央聖書神学校は、多くの献身的な人々によって支えられています。歴代の校長は以下の通りです。

初代: 弓山喜代馬 (1950年4月 - 1992年3月)
第2代: 佐布正義 (1992年4月 - 1998年3月)
第3代: 北野耕一 (1998年4月 - 2004年3月)
第4代: 菊山和夫 (2004年4月 - 2010年3月)
第5代: 北野耕一 (2010年4月 - 2019年3月)
第6代: 三宅規之 (2019年4月 - 現在)

現在の校長は第6代の三宅規之氏です。また、教育を担う教師・講師陣として、以下の先生方が名を連ねています（五十音順）。

荻野倫夫、カーター・クリス、北野ジョイス、小泉智、白石信之、鈴木正和、高橋恵子、長澤牧人、野川悦子、能城一郎、長谷川忠幸、平松契、細井眞、堀川寛、本田勝宏、三上かをり、三上友通、三宅規之、ラウジー満世。

施設

キャンパスは東京都豊島区駒込の高台に位置しており、広大な敷地（約1,700坪）を有しています。交通アクセスは良好で、JR山手線または東京メトロ南北線の「駒込駅」で下車し、北方向へ徒歩約7分です。

参考文献・外部リンク

本校の歴史や活動に関する詳細な情報は、参考文献として挙げられている『みことばに立ち、御霊に導かれて: 教団創立50年史』（福音出版社、1999年）などに収められています。

また、中央聖書神学校の公式ウェブサイトや、教団の信仰綱要である『基本的真理に関する宣言』へのリンクも、関連情報として参照可能です。

これらの情報源を通じて、中央聖書神学校の教育理念や取り組みについてより深く理解することができます。

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