中央通 (徳島市)

中央通（ちゅうおうどおり）

中央通は、徳島県徳島市に位置する町名で、東富田地区に属しています。一丁目から四丁目までが存在し、郵便番号は〒770-0936です。

人口と世帯

2010年の徳島市の調査によると、中央通の人口は245人、世帯数は138世帯となっています。

地理

徳島市の東部、市街地の南西部に位置し、東西に細長く伸びています。東はかちどき橋二丁目・三丁目と接し、商住混在地域となっています。西は秋田町二丁目・三丁目に隣接し、歓楽街や商店街が広がっています。東端にはJR牟岐線が南北に走り、その東側には国道55号が通っています。中央通はおおむね商店街として機能しています。

歴史

中央通は、元は富田浦町の一部でしたが、昭和16年に現在の町名となりました。江戸時代には、掃除町、掃除町一丁目小路、掃除町二丁目小路などと呼ばれていました。町名の由来は、地形的に東富田地区の中央を東西に走っていることに由来すると考えられています。具体的には、北側の富田浜と南側の堀淵の中央に位置することから名付けられました。

第二次世界大戦前は、少数の商店がある程度で、閑静な住宅地でした。しかし、昭和20年7月3日の徳島大空襲により、地域は甚大な被害を受けました。そのような状況下でも、明治6年創立の富田小学校は戦災を免れ、多数の被災者を収容する場所となりました。その後、昭和26年に富田小学校は半焼しましたが、昭和28年に新築されました。

昭和48年には、中央通を含む東富田地区が自治省によって、地域連帯感を育成するためのモデル・コミュニティ地区に指定され、コミュニティ運動が活発になりました。

施設

徳島市立富田小学校
徳島市東富田コミュニティセンター

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

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