中山 (松本市)

長野県松本市中山地区

概要

中山地区は、松本市の南東部に位置し、中山台と大字中山で構成されるエリアです。旧松本市域では山がちな地域として知られています。

中山台

中山台は、独立した町名を持ち、住居表示が実施されている新興住宅地です。寿台や松原と同様に高台に位置し、町会名は棚峯です。1994年に棚峯橋が開通したことで、松原地区とのアクセスが向上しました。以前は、牛伏川を迂回する必要があり不便でしたが、橋の開通によって利便性が大幅に改善されました。棚峯バス停を中心に、バスの乗降場が設けられています。中山台の標高は、中山地区の中心部よりも低くなっています。小中学校の学区は、小学校は大字中山と同じ中山小学校ですが、中学校は明善中学校となります。歴史としては、1992年2月12日に住居表示が実施されました。

大字中山

大字中山は、高島藩の領地であった歴史から、廃仏毀釈の影響を免れ、多くの文化財が残る地域です。保福寺、蓮華寺、埴原神社、和泉八幡宮といった寺社が点在し、埴原牧などの史跡も存在します。牛伏川、和泉川など、多くの河川が流れ、自然豊かな景観を形成しています。松本千鹿頭神社の御柱祭の山出しが行われる場所でもあります。畑中、尾池、坪山など、多くの俗地名が残っています。

交通

中山地区では、地域活性化と交通利便性の向上のため、中山埴原歴史文化記念祭の際に臨時バス停「埴原牧下」が設置されます。このバス停は、祭開催期間中に臨時便が運行される際に使用され、祭典以外の利用は想定されていません。松本電気鉄道バスの公式時刻表や路線図には記載されていませんが、通過予定時刻は設定されています。ただし、この臨時バス停は観光客向けの便が主であり、地域住民の日常的な利用を目的としたものではありません。

施設

中山地区には、以下のような施設があります。

考古博物館
中山文庫
中山霊園
生妻池
高遠山
北入上池、北入下池
小丸山古墳
石仏池
鎌田池

関連事項

中山村 (長野県)
埴原神社
埴原城
* 埴原村金峯山保福寺

世帯数と人口

2018年10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

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