中山一生

中山一生

中山一生（なかやま かずお、1962年11月13日 - ）は、日本の政治家であり、茨城県議会議員（2期）を務めています。以前は茨城県龍ケ崎市長を3期務めました。

経歴

茨城県龍ケ崎市で生まれ、龍ケ崎市立龍ケ崎小学校、龍ケ崎市立愛宕中学校、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校を経て、日本大学法学部法律学科を卒業しました。

大学卒業後は、父である中山利生の政策担当秘書を務めました。1991年には、父が宮澤内閣で防衛庁長官に任命された際、秘書官を務めました。

2005年、第44回衆議院議員総選挙に茨城県第3区から無所属で出馬しましたが、自民党の葉梨康弘、民主党の小泉俊明に及ばず、落選しました。その後、2006年に茨城県議会議員選挙に出馬し、当選を果たしました。

2009年11月、茨城県議会議員を任期途中で辞職し、同年12月20日に行われた龍ケ崎市長選挙に立候補し、元市職員の油原信義、元市議の大野誠一郎を破り、初当選しました。2013年12月には、自民党・公明党の推薦を受けて市長選に立候補し、無投票で再選を果たしました。2017年12月にも、自民党・公明党の推薦を受け、元市議の藤木妙子を破って3回目の当選を果たしました。

しかし、2021年12月19日投開票の市長選挙で4選を目指しましたが、元茨城県議会議員の萩原勇に敗れ、落選しました。2022年には、茨城県議会議員選挙に出馬し、2回目の当選を果たしました。

市政

特別職の育児休暇

育児休暇の取得率向上を目指し、特別職（市長及び副市長）が育児休暇を取得できるよう条例案を提出しました。2010年9月24日の龍ケ崎市議会定例会で可決され、首長の育児休暇が認められたのは、東京都文京区に次いで全国で2例目となりました。

官製談合事件

2021年3月3日、副市長の川村光男と、市社会福祉協議会理事の川北恵一郎が官製談合防止法違反容疑で逮捕されました。報道によれば、2020年12月に入札が行われた市立中学校の施設改修工事など、計6件の市が発注した工事について、川村が秘密事項である入札参加業者名を、入札前に部下の市職員を通じて川北に漏らしたとされています。川北は、中山利生の支援者の一人であり、集票活動などで重要な役割を担っていました。中山利生の死後、川北は中山一生の選挙参謀となりました。

2021年3月24日、東京地検特捜部は川村と川北の共謀者として、契約検査課長を在宅起訴し、市長公室参事を略式起訴しました。同年4月には、契約検査課長補佐が自宅で自殺し、その後も生活支援課長補佐、人事課長が相次いで自宅で自殺するという事態が発生しました。

同年5月6日、中山は職員に対し、相談を促す文書を配布し、自身の給料の30％を減額する方針を明らかにしました。期間は7月1日から任期満了日の2022年1月17日までとしました。

2021年6月28日、東京地裁は川北に対し官製談合防止法違反の罪で懲役1年6月、執行猶予4年を言い渡しました。2022年3月10日には川村に対しても同様の判決が下されました。

親族

祖父は衆議院議員を務めた中山栄一、父は防衛庁長官を務めた中山利生です。

外部リンク

龍ケ崎市長 中山一生のブログ
みんなの市長室｜龍ケ崎市公式ホームページ

もう一度検索