中山拓哉

中山拓哉：Bリーグを彩るポイントガードの軌跡

1994年7月24日生まれ、神奈川県横浜市出身の中山拓哉選手は、日本の男子バスケットボール界を代表するポイントガードです。182cm、82kgの体格から繰り出される激しいディフェンスと、正確なパスワーク、そして時に爆発的なオフェンスで、Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツで活躍しています。

幼少期から磨かれた才能

幼少期からバスケットボールに打ち込み、ミニバスケットボールチーム「飯田ペイサーズ」に所属。その激しいプレーは、小指を10回以上骨折するほどのものだったと伝えられています。並々ならぬ情熱と、身体を張ったプレーは、彼のバスケットボール人生の礎となりました。

東海大学での成長

東海大学付属相模高校卒業後、2013年に東海大学へ進学。大学バスケットボール部では、1年次から主力として活躍。関東大学バスケットボール新人戦ではスターティングメンバーとしてチームの優勝に貢献し、才能の高さを証明しました。2年次には新人戦で準優勝、優秀選手賞を受賞。その後も代表候補に選出されるなど、着実にステップアップを果たしていきます。

3年次には、2017年夏季ユニバーシアード日本代表候補に選出。体重を10kg増やすための厳しいトレーニングに励み、肉体改造にも成功しました。そして4年次、主戦のポイントガードの怪我により、本来のシューティングガードのポジションだけでなく、ポイントガードも担うことになります。インカレでは準優勝という結果に終わりましたが、大会通算21アシストでアシスト王のタイトルを獲得、優秀選手賞にも選ばれ、その存在感を示しました。

プロへの道、そして秋田ノーザンハピネッツへ

大学在学中の2017年1月、B1リーグの秋田ノーザンハピネッツと特別指定選手として契約。背番号17をつけ、プロとしてのキャリアをスタートさせます。17-18シーズンは主力として活躍し、B2スティール王を獲得。スティールの極意をNHK番組で語るなど、その技術と経験について語っています。

更なる高みへ

18-19シーズンでは、開幕前に「大学からディフェンス主体のバスケをやってきたので、ペップ式は合っている。もっと積極的にディフェンスを仕掛けていったり、リバウンドにも絡んで数字でも残していきたい。」と意気込みを語っています。そして、12月23日の千葉ジェッツ戦では、日本人選手として宇都直輝選手以来となるトリプルダブル（11得点14リバウンド10アシスト）を達成。12月のPlayer of the Monthを受賞するなど、プロとしての実力と存在感を改めて示しました。

今後の活躍に期待

激しいディフェンス、正確なパス、そして持ち前の闘志で、常にチームを鼓舞する中山拓哉選手。彼の更なる活躍に、大きな期待が寄せられています。 秋田ノーザンハピネッツの躍進、そして日本代表への挑戦など、今後の活躍から目が離せません。 彼のSNSアカウント（X、Instagram）もチェックして、最新情報を入手しましょう。

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