中嶋康孝

yas nakajima：音楽の多面体

京都生まれ、広島と愛媛で育ったyas nakajima（ヤス ナカジマ、本名：中嶋康孝）は、類まれな才能を持つギタリスト、シンガー、ソングライター、そしてプロデューサーです。14歳でギターを始め、その才能はすぐに開花。翌年には、ヤマハ音楽振興会主催のTEENS' MUSIC FESTIVALでベストギタリスト賞を受賞するなど、早くから頭角を現しました。

地元松山でのバンド活動を経て、憧れのMR. BIGのボーカル、エリック・マーティンと共演を果たしたことがきっかけとなり、18歳で単身渡米。ロサンゼルスの音楽専門学校ミュージシャンズ・インスティテュートGIT科で研鑽を積み、Brett Garsed、Scott Henderson、Jeniffer Battenといった巨匠たちからギターを学びました。在学中にはバンドSLAVE DRIVERを結成し、ハリウッドの有名ライブハウスで精力的に活動しました。

帰国後、名古屋での生活を経て上京。バンドメンバー探しに奔走するも、理想的なシンガーとの出会いに恵まれず、自らボーカルも担当することを決意。ベーシストの脱退というアクシデントを機に、ベースも兼任する編成で活動することとなり、そのユニークなスタイルがレコード会社からのオファーに繋がり、2005年、バンド「スピカ」でインディーズデビューを果たします。

スピカでは、全楽曲の作詞作曲、アレンジをほぼ一人で担当。数枚のアルバムリリースを経て、2008年にはメジャーデビューも果たしました。2011年にスピカが無期限活動休止となった後は、ソロアーティスト「中嶋康孝」として活動を開始。高い音楽性と表現力で、すぐに人気を獲得し、2011年にはソロアルバム『TOKYO』をリリース、翌年には完売という快挙を達成しました。

その後も、BIGNOUN(ビッグナウン)を結成するなど、精力的に活動を続け、2014年にはソロアルバム『YASUTAKA NAKAJIMA』をリリース。Amazonのブルース、カントリー部門でダウンロード1位を獲得するなど、ソロ活動でも大きな成功を収めました。

2019年には活動名をyas nakajimaに改名し、シングル「BLUE BICYCLE」で新たなスタートを切りました。現在では、ソロ活動に加え、数多くのアーティストへの楽曲提供やサポートミュージシャンとして、ライブやレコーディングに参加。その活動範囲は国内外を問わず、ジャンルも多岐に渡ります。

yas nakajimaが参加したアーティストは実に多様性に富んでおり、AI、藍井エイル、天月-あまつき-、家入レオ、SMAP、クリス・ハート、そして海外アーティストのNathan Eastなど、その幅広さは彼の高い音楽性と人間性を物語っています。アニメやゲーム、CM音楽、舞台などへの参加も盛んであり、その活動はまさに音楽の多面体と言えるでしょう。

彼の卓越したギターテクニック、表現力豊かなボーカル、そして類まれな音楽的センスは、多くのアーティストから高い評価を受けており、今後も音楽シーンを牽引していく存在として、ますますの活躍が期待されます。彼の使用機材にも注目が集まり、Fenderのストラトキャスターを始め、Martin D-45のアコースティックギターなど、厳選された機材を用いることで、唯一無二のサウンドを生み出しています。

yas nakajimaの今後の活動からも目が離せません。

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