中川大資

中川 大資（なかがわ だいすけ）に関する詳細

中川 大資は、1977年10月8日生まれで東京都練馬区出身の元プロボクサーです。彼は日本ウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級の3階級でそれぞれ日本王座を獲得し、その実績から日本のボクシング界での存在感を示しました。

プロデビューと初期のキャリア

中川は1997年2月28日にプロボクサーとしてデビューし、初回KO勝利を収めたことで注目されました。しかし、その後の試合では厳しい試練が待っており、1997年11月に開催された東日本ウェルター級新人王トーナメント決勝戦では内藤賢之に初回KO負けを喫し、しばらくリングを離れることになります。

彼が復帰したのは2003年12月のことで、茂木修との対戦で判定勝ちを収め、ボクシングキャリアを再スタートさせました。2005年には小野寺洋介山との試合にて判定負けを喫したものの、その後の2006年4月には沼田康司に対する試合で判定勝利をもぎ取り、再び勢いを得ました。

日本タイトル獲得

2008年にはウェルター級の日本タイトル挑戦権獲得トーナメント「最強後楽園」で牛若丸あきべぇとの試合を制し、首位に立ちました。その結果、2009年に日本ウェルター級王者である沼田康司に挑戦し、大差で判定勝利を収めて王座を獲得しました。中川はこの試合により、東日本ボクシング協会から効能賞も受賞しました。

同年6月、初防衛戦において斉藤幸伸丸との対戦で逆転TKO勝利を収め、続けて山川和風との試合でも勝利を収めたことで防衛を続けました。これにより彼の名声は高まりましたが、2010年には左肋軟骨を骨折し、一時王座を返上することとなりました。

引退と再起

2011年に行った試合では4回KO勝利を収めた後、2012年にスーパーウェルター級王座決定戦で勝利を収めて2階級制覇を達成することに成功しました。しかし同年6月、柴田明雄に敗れた後に引退を表明しましたが、その後自身のブログで引退を撤回し、2013年にはミドル級に転向して活動を再開。再び下川原雄大との対戦に勝利し、さらに前日本ミドル級王者の胡朋宏との試合でTKO勝利をおさめ、三階級制覇を果たしました。

最後の試合と引退

その後、2014年に柴田明雄との王座統一戦に挑みましたが、判定負けに終わり、試合後に正式に引退を決断しました。プロ通算成績は28戦22勝（17KO）、4敗（1KO）、2分という素晴らしいものでした。

中川大資はその努力と成果により、多くのボクシングファンに愛され、日本ボクシング界において重要な存在として記憶されています。

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