中川虎大

中川虎大選手のプロフィール

基本情報

中川虎大（なかがわ こお）は、1999年10月2日生まれのプロ野球選手であり、和歌山県和歌山市の出身です。ポジションは投手で、右投右打の選手です。現在は横浜DeNAベイスターズに所属しています。

経歴

プロ入り前

中川選手は5歳の頃から「野崎少年野球」で野球を始めました。和歌山市立貴志南小学校では捕手として活躍し、小学6年時には全国大会で準優勝を達成しました。その後、中学校では和歌山シニアに入団したものの、1年時に右肘を痛めて手術を受け、復帰後は「4番・三塁手」としてレギュラーに定着しました。しかし、2年時に野球から一時距離を置くこととなります。

その後、野球への熱意が再燃したのは3年生時の高校野球大会の決勝戦を観戦したときで、そこでの感動が彼を再びグラウンドへと導きました。彼の進学先は和歌山県立箕島高等学校であり、入学後すぐに投手に転向。2年生時には主将を務めながらエースとして活躍し、球速が149km/hに達するまで成長します。

プロ入り

2017年10月26日、中川選手は横浜DeNAベイスターズから育成ドラフト1位で指名されました。背番号104で育成選手として入団し、支度金300万円、年俸360万円の条件で契約を結びました。

DeNA時代

2018年シーズン

この年はイースタン・リーグで17試合に登板し、5勝5敗、防御率5.00という成績を残しました。

2019年シーズン

2019年には二軍の先発ローテーションに定着し、開幕から13試合に登板して8勝を挙げ、防御率は2.00と良好。その後、フレッシュオールスターゲームにも選出され、7月28日の中日ドラゴンズ戦で一軍公式戦デビューを果たしました。この年、イースタン・リーグでは規定投球回に到達し、唯一の2桁勝利（11勝）を上げるなどしたものの、一軍公式戦では3試合に登板したのみでした。

2020年シーズン

この年は、開幕前の練習試合に参加したものの、制球難に悩まされ、二軍でのゲームで活躍。その後、9月に復帰し一軍に昇格、プロ初安打も記録しました。

2021年シーズン

開幕は二軍スタートとなったものの、チームの先発不足から4月に一軍昇格しました。自身最長の6回を投げる好投も見せたものの、勝ち星はなし。オフには年俸660万円に増額されました。

2022年シーズン

この年も二軍で開幕を迎えた後、一軍に昇格しましたが、登板機会が減少する中でイースタン・リーグでは活躍を続け、8セーブを記録。その後、右肘の手術を受けることに。

2023年シーズン

2023年は、シーズン終盤に一軍へ再登録され、最終的に9試合に登板し防御率2.53の成績を収めました。

2024年シーズン

2024年は、シーズン初登録後、交流戦でプロ初勝利を飾るなど自己最多の31試合に登板しましたが、肘の違和感を訴え手術が必要となりました。

投手としての特徴

中川選手の最大の武器は、最速157km/hを記録したストレートとフォークです。さらに、スライダーやカットボール、ナックルカーブなど多彩な変化球を駆使して相手打者と対戦します。

人物像

彼の名前「虎大」という漢字は、実母が工藤公康のファンであったことに由来し、虎は父が阪神タイガースのファンであるため選ばれました。実弟も母校に進学しており、プロを目指して大学での力をつけるという進路を選んでいます。

成績と記録

成績に関しては、シーズンごとに戦績が示されており、彼の成長が評価されています。今後の活躍が期待される選手です。

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