中川警察署

中川警察署の紹介

中川警察署（なかがわけいさつしょ）は、愛知県名古屋市中川区を主な管轄区域とする警察署です。この署は、愛知県警察の一員として地域の安全を守る役割を担っています。署長は警視正が務めており、規模の大きな警察署として知られています。

所在地と管轄区域

中川警察署は名古屋市中川区篠原橋通1丁目4番地に位置しています。この地域は、名古屋市中川区全体をカバーしており、愛知県港警察署の管轄区域は含まれていません。

歴史と沿革

中川警察署は1937年に中川区が設立され、その翌年の1938年10月28日に熱田警察署および笹島警察署からの管轄区域の譲渡を受けて設立されました。当初の庁舎は名古屋大空襲によって全焼し、翌年には仮庁舎として復旧しました。

戦後には名古屋市警察が発足し、名古屋市中川警察署に改組されましたが、1955年には愛知県警察と統合され、中川警察署として再編されました。その後、同年の10月1日に海部郡富田町が中川区に編入された際には、蟹江警察署からの管轄区域も引き継ぐこととなります。

1957年には新たに鉄筋コンクリート2階建ての庁舎が建設され、1968年には分庁舎も追加されました。しかし、これらの庁舎は老朽化してしまったため、1984年に鉄筋コンクリート造の6階建て庁舎が新築されました。新庁舎は、設立以来初めての移転を伴うものであり、現在に至るまでこの場所で業務を行っています。

組織の構成

中川警察署は、さまざまな業務を行うために数つの課に分かれています。主な課は以下の通りです：

• - 警務課

- 警務係
- 住民サービス係
- 留置管理係

• - 会計課

- 会計係

• - 生活安全課

- 生活安全 (第一係・第二係)
- 少年係
- 保安係

• - 地域課

- 地域総務係
- 地域 (第一係～第三係)
- 特別警戒隊

• - 刑事課

- 刑事総務係
- 強行 (第一係・第二係)
- 盗犯 (第一係・第二係)
- 鑑識係
- 知能係
- 暴力薬物係

• - 交通課

- 交通総務係
- 交通規制係
- 指導取締係
- 事故捜査係

• - 警備課

- 警備係
- 外事係

また、地域内にはいくつかの交番が設置されており、治安維持のための活動も行っています。主な交番には、八熊交番、八幡交番、中島交番などがあり、これらはそれぞれ名古屋市中川区内の重要な地点に設置されています。

未解決事件

中川警察署では、幾つかの未解決事件も抱えています。特に名古屋妊婦切り裂き殺人事件や中川区内の老夫婦が被害に遭った強盗殺人事件、パチンコ製造機器社長の殺害事件などは、地域住民に衝撃を与え、多くの関心を集めています。これらの事件に対して、警察署は引き続き捜査を進め、地域の安全を守るための努力を続けています。

まとめ

中川警察署は愛知県名古屋市中川区の安全を守る重要な役割を果たしています。地元のコミュニティと連携しながら、治安維持に尽力していることが、地域の信頼を高める要因となっています。今後も中川警察署の活動は、地域社会における安全を支える重要な存在として続いていくことでしょう。

もう一度検索