中曽根康弘賞

中曽根康弘賞について

中曽根康弘賞は、公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所によって、2004年に創設された賞です。この賞は、地球規模の課題に対し、積極的かつ果敢に取り組み、国際社会において顕著な業績を上げている若い世代を対象としています。具体的には、新しい国際秩序の創造、地域経済協力体制の構築、飢餓・貧困の克服、パンデミックや激甚災害への対応、さらには環境・エネルギー問題など、現代社会が直面する様々な課題への取り組みを評価します。

この賞には、優秀賞と奨励賞の2種類があります。優秀賞は、特に優れた業績を上げた個人に贈られ、その活動は国際社会における平和と安全の確保、国際経済の発展及び経済協力の推進、文化・芸術交流、文化協力等の国際的な文化活動、環境、エネルギー、医療、貧困といった地球規模の諸問題への取り組みが含まれます。

受賞対象と資格

中曽根康弘賞の受賞対象となるのは、以下の分野における優れた研究活動や実践活動です。

国際社会における平和と安全の確保
国際経済の発展及び経済協力等の推進
文化・芸術交流、文化協力等国際的文化活動
環境、エネルギー、医療、貧困等地球規模の諸問題に対する取り組み

受賞資格としては、日本およびアジア・太平洋の国または地域に属する者で、原則として45歳以下の方が対象となります。

優秀賞受賞者

過去の優秀賞受賞者は以下の通りです。

第1回(2005年): 朴喆煕（パク・チョルヒ）
第2回(2006年): 岸谷美穂
第3回(2007年): 中村千秋
第4回(2008年): Shin-wha Lee
第5回(2009年): 渡辺将人
第6回(2010年): Michael Auslin（マイケル・オースリン）
第7回(2011年): 松田康博
第8回(2012年): Robert D. Eldridge（ロバート・D・エルドリッヂ）
第10回(2014年): ジョン・スウェンソン=ライト
第11回(2015年): グエン・ティ・ラン・アン
第12回(2016年): 池内恵
第13回(2017年): 野田章子
第14回(2018年): James L Schoff（ジェームズ・ショフ）
第15回(2019年): Barak Kushner（バラク・クシュナー）、土屋大洋
第16回(2020年): Joshua･W･WALKER（ジョシュア･ウォーカー）
第17回(2021年): 益尾知佐子、Suzanne. I. BASALLA（スザンヌ･バサラ）
第18回(2022年): 小泉悠
第19回(2023年): 小川真吾
第20回(2024年): Shiro Patrick Armstrong（シロウ・パトリック・アームストロング）

外部リンク

中曽根康弘賞とは - 公益財団法人 中曽根康弘世界平和研究所
* 中曽根康弘賞について(旧アドレス) - 公益財団法人 中曽根康弘世界平和研究所

中曽根康弘賞は、若い世代の国際的な活躍を奨励し、地球規模の課題解決に貢献する個人を顕彰することで、より良い世界の実現を目指しています。

もう一度検索