中村太樹

中村太樹 - 日本の柔道家

中村太樹（なかむら たいき）は、2002年7月14日生まれの柔道家で、山梨県山梨市出身です。階級は60kg級、身長162cm、組み手は右組みの選手です。得意技は背負投で、若手の有望な選手として注目を集めています。

経歴

中村は3歳から柔道を始めました。その後、国士舘中学校に進学し、在学中の2017年には全国中学校柔道大会の60kg級で5位入賞を果たしました。さらに、国士舘高校に進学した後、学校の名を背負って競い、国体少年男子の部で見事優勝しました。

2021年には国士舘大学に進学し、1年目の学生体重別選手権では3位、全日本ジュニアでは決勝で先輩に敗れ、2位となりました。国内外の大会での活躍を続け、グランプリ・アルマダでも3位に入賞しました。

大学2年時には世界ジュニア選手権に出場し、準決勝では前回3位のフランスの選手を、決勝では前回チャンピオンのジョージアの選手を相手に一本勝ちを果たして見事優勝を飾りました。この成功は彼のキャリアのターニングポイントとなりました。続く3年時には体重別選手権で決勝に進出し、2本の技で勝利し、シニアの全国大会で初優勝を果たしました。

ワールドユニバーシティゲームズでも、決勝戦で東京オリンピックの銀メダリストである台湾の楊勇緯を相手に勝利し、個人戦と団体戦で優勝するという偉業を達成しました。また、2023年のグランドスラム・東京大会でも、準決勝でオリンピック金メダリストに敗れはしたものの、3位決定戦で元世界チャンピオンに見事勝利しました。

最近の活動としては、2024年の体重別選手権で3位を獲得し、アジア選手権では再び楊を破って優勝を果たしました。世界選手権では準決勝でサルダラシビリに敗れたものの、3位決定戦では元世界チャンピオンに勝利し、メダルを獲得しました。現在、IJFワールドランキングでは2024年5月20日現在、1040ポイントを獲得し40位にランクインしています。

戦績

• - 2017年: 全国中学校柔道大会 5位
• - 2019年: 国体 少年男子の部 優勝
• - 2021年: 学生体重別 3位
• - 2021年: 全日本ジュニア 2位
• - 2022年: グランプリ・アルマダ 3位
• - 2022年: 世界ジュニア 優勝
• - 2022年: 講道館杯 7位
• - 2023年: 体重別 優勝
• - 2023年: ワールドユニバーシティゲームズ 個人戦 優勝、団体戦 優勝
• - 2023年: 体重別団体 3位
• - 2023年: 講道館杯 5位
• - 2023年: グランドスラム・東京 3位
• - 2024年: グランドスラム・パリ 3位
• - 2024年: 体重別 3位
• - 2024年: アジア選手権 優勝
• - 2024年: 世界選手権 3位

中村太樹は、今後の国際舞台での活躍が期待される柔道の若きパイオニアです。

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