中村楓

中村 楓について

中村 楓（なかむら かえで）は、1991年8月3日に岩手県で生まれた、女子サッカーの選手です。現在はWEリーグのサンフレッチェ広島レジーナでディフェンダーとして活躍しています。彼女の兄は、藤枝順心高等学校のサッカー部の監督を務めている中村翔です。

来歴

ユース時代

中村は岩手県にある沼宮内サッカースポーツ少年団でサッカーを始めました。2006年にはU-15日本代表候補に選ばれ、その後、宮城県の常盤木学園高校に進学。高校時代には、全日本女子ユース（U-18）サッカー選手権大会を連覇するなど、若き才能を発揮しました。

シニアキャリア

2010年にはアルビレックス新潟レディースへ入団し、同時に新潟医療福祉大学の健康スポーツ学科に進学します。彼女はなでしこリーグの第1節からスタメンでデビューしましたが、その後負傷し、2014年には右距骨骨軟骨損傷のため手術を受け、その年のリーグ戦には出場できませんでした。しかし、彼女は2016年からチームのキャプテンに就任し、その後は伊賀FCくノ一戦でなでしこリーグ通算100試合出場を果たします。

2018年に再び試合中の負傷で、右ひざ前十字靭帯の損傷が判明し手術を行います。復帰後の2019年9月にも左ひざの前十字靭帯をやはり損傷し、再手術を余儀なくされました。これらの困難を経て、2021年に11年間の在籍を経てサンフレッチェ広島レジーナに完全移籍します。

代表歴

中村は2010年にU-20日本女子代表候補に選出されたことから、代表選手としての道を歩み始めます。2013年には、ユニバーシアード日本女子代表として参加し、5位入賞を果たしました。同年の9月にはなでしこジャパンに初選出され、2017年にはアルガルヴェ・カップで全4試合中3試合にフル出場しました。彼女はその後も日本代表として幾度か選出され、アルガルヴェ・カップ2017では日本女子代表デビューを飾りました。

所属クラブ

• - 沼宮内サッカースポーツ少年団
• - 盛岡ゼブラレディース
• - 常盤木学園高等学校（2007年 - 2009年）
• - アルビレックス新潟レディース（2010年 - 2020年）
• - サンフレッチェ広島レジーナ（2021年 - 現在）

個人成績

日本女子サッカーリーグでの初出場は2010年4月4日のINAC神戸レオネッサとの試合で、その後の成績も順調に更新しています。WEリーグへの移行後は、2021年9月12日にちふれASエルフェン埼玉戦で初出場を果たします。

タイトル

中村は常磐木学園高等学校での全日本女子ユース（U-18）サッカー選手権大会での2回の優勝をはじめ、サンフレッチェ広島レジーナではWEリーグカップを1回制覇するなど、多くの栄光を手にしています。これからも彼女の活躍に期待が寄せられています。特にそのディフェンス力やリーダーシップは、今後のチームにとって重要な要素となるでしょう。

中村楓はその技術だけではなく、その精神力やチームに対する献身も評価されており、サッカー界の未来を担う存在として今後の活躍が楽しみです。

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