中村玉緒

中村 玉緒 (なかむら たまお)

生年月日: 1939年7月12日
本名: 奥村 玉緒（旧姓 林）
愛称: 玉緒さん、お母さん
出身地: 京都府京都市
所属事務所: 長良プロダクション

中村玉緒は、日本で非常に人気のある女優・タレントであり、幅広いジャンルの作品でその名前を知られています。京都市に生まれ、父親は歌舞伎の二代目中村鴈治郎で、彼女自身も映画や舞台において多くの親戚が演じる伝統的な芸能の血を引いています。

来歴

1953年に松竹の映画『景子と雪江』でデビュー。その後、1954年に大映に入社し、1950年代から1960年代には多くの作品に出演し、主に脇役として存在感を放ちました。彼女の可愛らしい声と純情な娘役の演技は、多くの観客に愛されました。

1970年代からは、テレビドラマでも躍進。母親役として高い評価を得るようになり、名脇役としての地位を確立していきます。この時期、さまざまな家庭ドラマに出演し、視聴者に親しみを持たれる存在となりました。

1994年には、明石家さんまのバラエティ番組『明石家多国籍軍』に出演し、天然ボケキャラクターでの存在感が話題となり、以降はバラエティ番組への出演が増え、明石家さんまと共演することが多くなります。この時期から彼女は一般の知名度も急上昇し、さまざまなメディア露出を通じて、多くのファンを獲得しました。

2011年には京都名誉観光大使に就任し、地域振興にも貢献しました。2020年には個人事務所の代表取締役にもなり、自己の芸能活動をさらに広げています。

2023年には名古屋で転倒し、背骨に圧迫骨折を負い、介護施設での療養に入るなど、その後の健康状態が懸念されています。

家族とエピソード

玉緒は元夫である勝新太郎と出会ったのは大映時代で、彼の熱烈な求愛によって結びつくことになりました。二人の仲はとても深く、勝が厳しい状況にあった際には彼を励ますためにバラエティ番組に出演するなど、深い絆で結ばれていました。勝の葬儀では、彼女の希望により、祭壇の横に東京タワーのミニチュアが設置されるというユニークな葬儀が行われました。

また、二人の間には俳優として活躍する長男・鴈龍（奥村雄大）や長女・奥村真粧美がいます。彼女は子煩悩であり、子どもたちへの愛情を惜しむことがなく、家族に対する深い思いが感じられます。特に長男が2019年に急死した際には、しばらく立ち直れないほどのショックを受けたといいます。

娯楽活動

本職が女優でありながら、1990年代からはバラエティ番組やCMにも進出し、特に明石家さんまとの共演が多く大変な人気を誇っています。また、パチンコやパチスロが好きで、友人の和田アキ子と一緒に遊ぶことも多いとのことです。2005年には声帯ポリープの手術を受けたこともありますが、その後も活発に活動を続けています。

まとめ

中村玉緒は、映画やテレビだけでなくバラエティや舞台でも多くのファンを魅了し続けている存在です。彼女の独特な個性と愛らしさは、今もなお多くの人々に親しまれています。これからの活躍にも期待が寄せられています。

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