中村真崇

中村真崇の経歴

中村真崇（なかむら まさたか、生年月日：1983年11月7日）は、福岡県北九州市で生まれ育った元プロ野球選手で、主に外野手として活動していました。彼は右投右打のスタイルで、プロ野球選手としてのキャリアは育成選手として始まりました。

プロ入り前

中村選手は東筑高校に在籍していたころ、甲子園には出場できませんでしたが、その中で切磋琢磨し、同級生には元広島東洋カープの選手、山本翔がいます。高校卒業後は、立命館大学に進学し、関西学生野球連盟で活躍を始めました。大学3年の春から外野手のレギュラーとなり、4番打者としてリーグ戦優勝に貢献しました。自身も外野手部門でベストナインに選ばれるなど、そのプレースタイルが評価されました。

大学卒業後、中村はJR東海に入社し、社会人野球に挑戦します。しかし、1年目から都市対抗野球大会に出場するも2回戦で敗退。さらに2年目には怪我で出場できず、監督の方針にも疑問を抱くようになり、3年目途中で退社に至ります。

独立リーグ時代

その後、中村選手は2008年に四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズに入団しました。2年目の2009年には4番打者として打率.361を記録し、リーグ首位打者の栄冠を手にしました。このシーズン終了後、経営難により球団がリーグ戦参加を休止することが決まったため、彼は香川オリーブガイナーズに移籍します。

2010年には、5月に骨折で戦線を離脱しましたが、復帰後も打撃で存在感を示し、最終的にはリーグ2位となる打率.343を記録しました。また、グランドチャンピオンシップでは、3本塁打を放ち、チームを日本一に導く活躍を見せました。2011年にはキャプテンとしてチームを統率し、打率.303、10本塁打で再び外野手部門のベストナインに選出されました。

広島時代

2011年10月、プロ野球ドラフト会議において広島東洋カープから育成2位指名を受け、契約を締結しました。しかし、支配下登録には至らず、2013年シーズン終了後には戦力外通告を受け、その後自由契約となりプロ野球選手としての道を終えます。

現役引退後

現役を引退した後は高知県に移り住みます。福岡レッドワーブラーズでの同僚、西村悟が主宰する野球教室「悟塾」に参加し、高知校の塾長として活動しています。これにより、次世代の選手たちに自身の経験を伝える役割を担っています。

詳細情報

中村選手の独立リーグにおける主な成績は、首位打者1回（2009年）、ベストナイン3回（2009年一塁手部門、2010年外野手部門、2011年外野手部門）となっています。彼の背番号は、球団によって変わっています。

中村真崇選手のキャリアは、プロの世界で成功を追いかけた素晴らしい物語であり、多くの若い選手たちにとっての指針となることでしょう。

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