中村祐太郎(なかむら ゆうたろう)
日本の映像作家であり、
俳優としても活動する多才な表現者。
1990年5月11日、
東京都大田区に生まれました。
多摩美術大学の造形表現学部映像演劇学科で映画制作を学びました。
来歴
大学在学中からその才能を発揮し、2013年には自身が監督した短編映画『ぽんぽん』が、第25回東京学生映画祭でグランプリ、第16回
京都国際学生映画祭で最終審査員賞という輝かしい評価を得ました。さらに、卒業制作として発表した『雲の屑』は、2015年の第27回東京学生映画祭にて観客賞とグランプリを同時受賞し、学生映画界で大きな注目を集めました。これらの実績が、プロの映像作家としてのキャリアを築く礎となります。
2016年には、
吉村界人主演の長編映画『太陽を掴め』が
第29回東京国際映画祭に正式出品され、劇場公開作品として監督デビューを果たしました。翌2017年には、『女流闘牌伝 aki -アキ-』で初の商業
映画監督作品を発表し、活躍の場を広げました。近年も精力的に活動を続け、2021年には監督作『スウィートビターキャンディ』と『新しい風』が第16回
大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門に選出されるなど、高い評価を得ています。そして2024年には、『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』でテレビシリーズの監督にも初挑戦するなど、活動の幅を広げ続けています。
監督作品
映画
ぽんぽん(2013年)
すべては ALL-NIGHT(2013年)
真・あんこまん(2014年)
雲の屑(2015年)
アーリーサマー (2016年)
太陽を掴め(2016年12月24日公開)
おかしなふたり(2017年)
女流闘牌伝 aki -アキ- (2017年6月3日公開)
若さと馬鹿さ(2019年11月1日公開)
新しい風(2021年9月25日公開)
謎っ子ひぞっ子(2022年6月10日公開)
スウィートビターキャンディ(2022年7月15日公開)
MV
町あかり「たおやかだ~aki~」(2017年)
町あかり「One-way Road」(2021年)
テレビドラマ
量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-(2024年) - 第二話、第六話を担当
出演作品
監督業と並行して、
俳優としても活動しています。個性的なキャラクターを演じることが多く、数々の映画やドラマに出演しています。
映画
TOKYO TRIBE(2014年8月30日公開) - リトルボム 役
バカドロン(2015年) - ボン 役
全員死刑(2017年11月18日公開) - ドロちゃん 役
岬の兄妹(2019年3月1日公開) - 中村 役
真夜中乙女戦争(2022年1月21日公開) - 常連 役
雨の中の欲情(2024年11月29日公開) - 小作人 役
テレビドラマ
ディアスポリス-異邦警察-(2016年、
毎日放送) - 第7、8話に出演
乃木坂シネマズ〜STORY of 46〜第7話「嗚呼!素晴らしきチビ色の人生」(2020年、フジテレビ)
配信ドラマ
JAM -the drama-(2021年、
ABEMA)
ヒヤマケンタロウの妊娠(2022年、
Netflix)
ガンニバル(2022年、
Disney+) - 後藤龍二 役
ガンニバル シーズン2(2025年、
Disney+ Star) - 後藤龍二 役
龍が如く ~Beyond the Game~(2024年、
Amazon Prime Video)
その他の活動
監督・
俳優以外にも、撮影技師として他のクリエイター作品にも参加しています。
撮影作品
映画『俺たち文化系プロレスDDT』(2017年)
プロモーションビデオ:
スチャダラパー 『中庸平凡パンチ』(2015年)、
乃木坂46 阪口珠美 『宇宙女子UNIKO』(2017年)
アニメーション映画『音楽』(2020年1月11日公開)
映画監督として学生時代から注目を集め、商業映画やテレビドラマへとフィールドを広げる一方、
俳優としても独特の存在感を示すなど、多角的な視点から映像表現に携わっています。今後のさらなる活躍が期待されるクリエイターです。
外部リンク
中村祐太郎 (@youtaronmura) - X(旧Twitter)
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