中村駿太 (ラグビー選手)

中村 駿太

ジャパンラグビーリーグワンに所属するプロラグビー選手、中村駿太（なかむら しゅんた）は、1994年2月28日に東京都杉並区で生を受けました。フィールドでは主にフッカー（HO）としてプレーしており、身長176センチ、体重105キロの体格を誇ります。チームメイトやファンからは「シュンタ」の愛称で親しまれています。

経歴

中村選手のラグビーとの出会いは早く、小学1年生の時にこのスポーツを始めました。中学・高校は、全国的な強豪校として知られる桐蔭学園へ進学。高校時代にはその才能が開花し、将来を嘱望される高校日本代表にも選出されるなど、早くからエリート街道を歩み始めます。

高校卒業後の2012年、ラグビーの名門として名高い明治大学へと籍を移しました。紫紺のジャージをまとい、大学ラグビー界でも中心選手として活躍。そして2015年には、チームの要となる明治大学ラグビー部の主将という重責を担います。リーダーシップを発揮し、チームを鼓舞することで、実に3年ぶりとなる関東大学ラグビー対抗戦グループ1部優勝という栄誉にチームを導きました。この主将経験を通じて、人前で自身の考えを明確に伝える能力が養われたと、後に本人が語っています。大学時代の同級生には、後にトップリーグや代表で活躍する須藤元樹、田村熙、松橋周平といった選手たちがいます。

大学卒業後の2016年、中村選手は当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたサントリーサンゴリアス（現在の東京サントリーサンゴリアス）に加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。同年8月26日に行われたトップリーグ開幕節の近鉄ライナーズ戦で途中出場し、公式戦デビューを飾るなど、ルーキーイヤーからリーグの舞台を経験しました。

サントリーサンゴリアスで経験を積んだ後、2023年には新たな挑戦の場を求め、ジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスへの移籍を決断しました。現在も横浜キヤノンイーグルスの一員として、リーグワンの舞台でフッカーとしてチームに貢献するべく日々奮闘しています。

代表歴

高校日本代表
U20日本代表

中村駿太選手は、早くから各世代の日本代表に選出されるなど、将来を期待される選手でした。これらの経験が、その後の彼のラグビーキャリアにおいて大きな財産となっています。

ラグビー人生を通じて、常に高いレベルでの挑戦を続けてきた中村選手。大学時代の主将経験で培ったリーダーシップと、フッカーとしての経験を活かし、今後もジャパンラグビーリーグワンの舞台で熱いプレーを見せてくれることでしょう。

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