中核市市長会

中核市市長会の概要

中核市市長会（ちゅうかくししちょうかい）は、地方分権の促進を目的とした組織であり、日本における中核市相互の密な連携を構築することを重要視しています。市長会は、調査や研究を行うだけでなく、関係機関への要望活動を通じて中核市の行財政の運営や発展を支援しています。

この組織は1998年に「中核市連絡会」として設立され、その後2005年に現在の名称に変更されました。全国62の中核市が参加しており、各市の代表者として市長が選任され、さまざまな活動を行っています。

令和5年度役員体制

現在、令和5年度の役員体制は以下の通りです。

• - 会長: 福島市長（福島県）
• - 副会長: 山形市長（山形県）
• - 会長職務代理者: 水戸市長（茨城県）、松江市長（島根県）、一宮市長（愛知県）、豊中市長（大阪府）
• - 監事: 旭川市長（北海道）、鹿児島市長（鹿児島県）
• - 顧問: 高槻市長（大阪府）、豊田市長（愛知県）、奈良市長（奈良県）、倉敷市長（岡山県）

この役員体制の下、各中核市の市長は協力しながら地方分権や地域振興のための取り組みを進めています。

中核市サミットの運営

中核市制度の施行された1996年からは、毎年全国の中核市を開催地として、サミットが行われています。このサミットは、中核市間の情報交換や協議の場として重要な役割を果たしています。

特に、2018年のサミットは倉敷市での開催が予定されていましたが、平成30年7月豪雨の影響で初めての中止に至りました。また、2019年も長野市での開催が企画されていましたが、令和元年東日本台風の影響でやはり中止となりました。これらの事例は、自然災害が地域に及ぼす影響を改めて見つめ直すきっかけとなりました。

中核市市長会の意義と関連組織

中核市市長会は、地域の特性を生かしながら地方自治の推進に寄与することが求められています。この会は、特例市や政令指定都市といった他の地方自治体との連携を強化することも重要です。地方分権の進展は、地域の活性化や住民の福祉向上にも直接つながるため、中核市市長会の役割はますます大きくなっていくでしょう。

地方行財政の円滑な運営や発展を目指して、今後も中核市市長会は活発に活動を続けていくことが期待されています。

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