中江美裕

中江 美裕(なかえ みゆ)



基本情報



中江美裕は、日本を代表する女子柔道選手の一人で、愛知県出身のアスリートです。彼女はその卓越した才能と努力によって数多くの功績を残してきました。現在は筑波大学を卒業し、アドヴィックスに所属して競技を続けています。

経歴


幼少期と中学校時代


中江は6歳から柔道を始めます。大石道場での基礎を学んだ彼女は、中学2年時に全国中学校柔道大会で70kg級のタイトルを獲得しました。ただし、団体戦では決勝で香長中学に敗北し、チームは2位に終わります。しかし、近代柔道杯団体戦では優勝を果たし、3年生の時には全日本カデでの2位入賞を経験します。

中学3年間の彼女は目覚ましい成績を残し、全国中学校柔道大会ではもちろん、マルちゃん杯でも優勝を収めました。この成果により、中学時代の団体戦での3冠を達成しました。

高校時代


大成高校に進学後、中江は更なる成長を遂げます。1年目には全国カデで3位に入賞し、インターハイ個人戦でも3位を記録します。しかし、団体戦での準決勝での試合が不運にも反則負けとなり、チームは3位にとどまりました。そして、2年生の時には全日本カデでの優勝を果たします。

その後、インターハイでは個人・団体ともに悔しい結果となりましたが、ジュニア体重別では栄冠を手にします。3年生になると、彼女は東アジア選手権の個人戦にて見事に優勝し、団体戦でも優勝を果たし、名古屋での金鷲旗では惜しくも2位となります。このような経験を経て、インターハイ団体戦でも優勝を収め、高校での全国制覇を成し遂げました。

大学時代


2016年筑波大学に進学した中江は、大学の世界で新たな挑戦を始めます。彼女は1年生の時に講道館杯で3位に入り、次第にその実力を証明していきます。2年生のときには高校時代の強敵に再び対峙し、優勝大会で2位となる等、競技としての地位を確立しました。大学3年の時には体重別団体で3位、4年目には準決勝で敗退するものの、その成績は素晴らしいものでした。

2020年にアドヴィックスに移籍後、より一層の成績向上を目指しています。講道館杯では残念ながら初戦で敗退となりましたが、さらに成長が期待される選手です。

戦績


中江美裕の戦績は以下の通りです。
  • - 2011年 - 全国中学校柔道大会 個人戦 優勝、団体戦 2位
  • - 2012年 - 近代柔道杯 優勝、全日本カデ 2位、全国中学校柔道大会 個人戦 2位、団体戦 優勝、マルちゃん杯 優勝
  • - 2013年 - 全日本カデ 3位、インターハイ 個人戦 3位、団体戦 3位
  • - 2014年 - 全国高校選手権 3位、全日本カデ 優勝、金鷲旗 3位、インターハイ 団体戦 2位、ジュニア体重別 3位、アジアジュニア 優勝
  • - 2015年 - 全国高校選手権 2位、東アジア選手権 個人戦・団体戦 優勝、金鷲旗 2位、インターハイ 個人戦 5位、団体戦 優勝、ジュニア体重別 5位、講道館杯 7位
  • - 2016年 - ポーランドジュニア国際 3位、講道館杯 3位
  • - 2017年 - ヨーロッパオープン・ソフィア 3位、優勝大会 2位
  • - 2018年 - 体重別団体 3位
  • - 2019年 - 学生体重別 2位、体重別団体 2位
  • - 2023年 - シニア体重別 2位

中江美裕は今後も柔道界での活躍が期待される選手です。

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