中澤志月
中澤志月(なかざわ しづき)は、
1974年(昭和49年)
10月1日に生まれた、日本の元
アナウンサーです。
人物と略歴
埼玉県に生まれ、学業では日本大学大学院芸術学研究科舞台芸術専攻を修了しています。
アナウンサーとしての活動の傍ら、日本の伝統芸能である
花柳流の
師範という一面も持っています。
アナウンサーのキャリアは、フリーランスとして始まります。BS-i(現在のBS-TBS)で放送されていたニュース専門チャンネル、JNNニュースバード(現在のTBSニュースバード)でキャスターを務めるなど、精力的に活動しました。このフリー期間中には、民放各局のテレビやラジオ番組にも出演しています。例えば、TBS系列の通販番組『特選名品館』ではリポーターを担当し、商品の魅力を伝えました。また、ラジオでは
ベイエフエムの夏季キャンペーンや、
TBSラジオのスポーツ
情報番組『
スポーツBOMBER!』でアシスタントを務めるなど、幅広い分野で経験を積みました。
フリーでの活動を経て、2003年(平成15年)に
静岡放送(SBS)へ入社しました。同期入社には、現在もSBS
アナウンサーとして活躍している牧野克彦氏と原田亜弥子氏がいます。入社当時、本人は特に
ラジオパーソナリティとしての活動を強く志望していたといわれています。
SBSに入社後は、テレビとラジオの両方で活躍の場を得ました。テレビでは、SBSの夕方のニュース番組『SBSテレビ夕刊』で、2003年4月から2005年9月にかけてスポーツキャスターを担当。最新のスポーツ情報を分かりやすく伝えました。また、同じ時期には土曜日の
情報番組『SBS土曜スコープ』にも出演。さらに、2005年10月からは、情報ワイド番組『とく報!4時ら』の担当を務め、2006年12月まで出演しました。
ラジオでも、その才能を発揮しました。人気ワイド番組『猛烈昼下がりアッパレ!ハレハレ』内のコーナー「帰ってきた!王様の耳そうじ」を担当。また、2004年4月から2005年9月にかけては、音楽番組『MUSIC TALK SHOP』のパーソナリティを務めました。これらの番組を通じて、リスナーに親しまれました。
2006年(平成18年)12月27日、担当していた番組をすべて降板することを発表。そして、同月末日をもって
静岡放送を退社しました。退社と同時に結婚したことが伝えられています。これにより、約3年8ヶ月にわたるSBSでの
アナウンサー活動に終止符を打ちました。
静岡放送時代の担当番組については、閉鎖されたものの、当時の番組公式サイトのアーカイブなどが存在し、活動の一端をうかがい知ることができます。
アナウンサーとして、ニュースから情報、スポーツ、音楽、バラエティまで様々なジャンルを手がけ、多才ぶりを発揮した人物です。