中田友実

中田 友実

中田 友実（なかだ ともみ、1995年5月15日生まれ）は、東京都出身の元女子プロ野球選手です。主に外野手として活躍しました。

アマチュア時代

中田は幼い頃から野球に親しみ、その才能を開花させていきました。小学生時代には、東京都知事杯女子軟式野球大会に出場した「チーム葛飾」の一員としてグラウンドを駆け回り、2007年の第3回大会では優秀選手賞に選ばれる栄誉に輝きました。中学時代は葛飾区立上平井中学校に進学し、上小松パンダースのリトルジャイアンツ中学部で硬式野球の経験を積みました。

高校は埼玉県にある埼玉栄高校に進学し、女子硬式野球部で技を磨きました。2012年11月には、関東地区の強豪が集まるヴィーナスリーグの大会に出場し、その守備力と打撃が評価され、二塁手部門でベストナインに選出されました。高校での活躍が認められ、2013年には日本女子プロ野球リーグのトライアウトに挑戦し、見事合格を果たしました。

プロ野球選手としてのキャリア

2014年、中田は日本女子プロ野球リーグの東北レイアに入団し、プロのキャリアをスタートさせました。プロの舞台でも着実に成長を続け、2016年には兵庫ディオーネへ移籍します。この移籍後、中田は大きく飛躍を遂げました。同年の「コンベンション2016」では、ルーキーながらリーグ最優秀新人賞を獲得したほか、外野手部門でのベストナインとゴールデングラブ賞も同時受賞するという快挙を成し遂げ、攻守にわたる高い能力を証明しました。

その後も主力選手としてチームに貢献し、2019年には再び外野手としてベストナインに選出されるなど、リーグを代表する外野手の一人として活躍しました。

国際大会への出場

中田は日本代表としてもプレーする機会を得ました。2018年には、WBSC女子野球ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれ、世界の舞台で日本の勝利に貢献しました。

キャリアの転換

2020年シーズンをもって日本女子プロ野球リーグを退団することを発表しました。しかし、野球への情熱は衰えることなく、2021年からは淡路島を拠点とするクラブチーム、淡路BRAVEOCEANSに活躍の場を移し、現在もプレーを続けています。

背番号の変遷

プロ入り後の背番号は以下の通りです。

2014年 - 2015年: 15（東北レイア）
2016年 - 2018年: 5（兵庫ディオーネ）
2019年 - 2020年: 8（兵庫ディオーネ）
2021年 - : 5（淡路BRAVEOCEANS）

中田友実は、アマチュア時代から培った高い技術とプロでの輝かしい実績を持つ選手であり、日本女子野球界において重要な足跡を残しています。

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