中﨑翔太

中崎翔太選手

中崎翔太（なかざき しょうた）は1992年8月10日生まれで、鹿児島県曽於郡財部町（現在の曽於市）出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で右投右打のスタイルで、現在は広島東洋カープに所属しています。彼は埼玉西武ライオンズや栃木ゴールデンブレーブスで活躍した兄の中崎雄太も持つ、優れた野球の家庭環境で育ちました。

経歴

プロ入り前

中崎選手は、幼少期から野球に親しみ、曽於市立財部小学校では軟式野球チームの「財部サンデーズ」でプレーしました。その後、曽於市立財部中学校では都城リトルシニアに所属し、日南学園高校ではエースとして活躍し、宮崎県大会での優勝や準優勝を経験しました。2010年のドラフト会議で広島から6位指名を受け、契約金2500万円、年俸450万円で契約しました。

広島時代

中崎選手のプロ生活は、2012年のデビューから始まりました。初先発は2012年9月19日の東京ヤクルトスワローズ戦で、好投するも危険球で退場となり失敗。しかし、2013年には貴重な初勝利を挙げ、その後リリーフとして活躍しました。特に2015年には守護神として安定した成績を収め、29セーブを記録しました。

2016年には、年間通しての活躍で防御率1.37を記録し、リーグ優勝の際には胴上げ投手としての役割を果たしましたが、日本シリーズでは満塁サヨナラホームランを被弾したこともありました。

その後も中崎選手はポジションを守り、2018年には通算100セーブを達成し、特に重要な場面での登板を重ねることでチームに貢献してきました。

最近の活動

2020年から2022年にかけては怪我に悩まされながらも、復帰を果たし2023年にはFA権を取得。シーズン終了後には広島に残留する意思を表明しました。

選手の特徴

中崎選手の投球スタイルは、スリークォーター気味のフォームであり、最速155km/hのストレートや多彩な変化球を駆使しています。特に、ストレートの球速が上がり、ツーシームやフォークボールも持ち球に加わるなど、技術面での成長が見られました。

人物像

愛称は「ザキ」や「中崎どん」で、日常生活では穏やかな表情が特徴ですが、マウンドでは鋭い表情を見せるのが印象的です。これは元監督のアドバイスから生まれたものです。そして、兄へのリスペクトや、野球への真摯な姿勢を意識しながら、日々トレーニングに励んでいます。彼は、鹿児島県曽於市のPR大使にも任命され、地域貢献にも取り組んでいます。

中崎翔太選手は、確かな実績と強い意志を持った選手であり、今後のさらなる活躍が期待されます。

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