丸の内中央ビル

丸の内中央ビルについて

丸の内中央ビル（まるのうちちゅうおうビル）は、東京都に位置し、東海旅客鉄道（JR東海）が所有する東京駅に直結する重要な駅ビルです。このビルは元々国鉄の新幹線総合指令所があった跡地に建設され、建物の1階部分は東京駅の日本橋口に通じる自由通路として利用されています。はじめの計画段階では「JR東海ビル（東京）」という仮称で知られていました。

構造と内部施設

丸の内中央ビルの3階から7階には、JR東海の新幹線鉄道事業本部が入居しており、鉄道関連の業務が行われています。また、8階から14階は賃貸フロアとして多様な企業が入居しており、具体的には、ジェイアール東海情報システム、ジェイアール東海商事、東京ステーション開発、日本車輌製造、日立製作所などがその例です。

1階ロビーは開放感がある吹き抜けとなっており、その一部に東海キヨスクのベルマート、2階にはスターバックスコーヒーが店舗を展開しています。このロビーは、日本橋口コンコースやビルのエントランスと直結しており、利用者にとって非常に便利な構造になっています。

また、1階付近ではJR東日本の新幹線運行本部ビル（NCTCビル）や、東京駅一番街、キッチンストリートが隣接しています。地下1階は東京キャラクターストリートに接続しており、さらに東京メトロ東西線の大手町駅ともつながっています。地下2階以下には、東海道新幹線の保守設備やホーム信号用の受電施設が設けられており、業務用の連絡通路も確保されています。

外観のデザイン

建物の外観は、北側の永代通り側では4階まで裾広がりの斜面を持つガラススクリーンが特徴的です。4階以上は、熱線反射ガラスの窓を使用し、アルミのカーテンウォールやパネルで周囲を囲っています。背面部分、つまり南側の新幹線ホームに面した位置から4階以上の部分は、なんと新幹線ホームの上に13メートルもオーバーハングしているという特異な設計です。

周辺環境

ビルを出ると正面にはJRバスの乗り場があり、周囲の交通インフラとも連携した利便性があります。丸の内中央ビルは、東京駅の重要な機能を支えるだけでなく、地域の商業施設としても注目されています。

このように、丸の内中央ビルは、都市交通の中心としての役割を担い、また多様なビジネスと交流の拠点として機能しています。鉄道の運行に関連する業務を行う建物としての重要性だけでなく、一般利用者にとっても利便性の高い施設です。

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