丸一鋼管

丸一鋼管株式会社

丸一鋼管株式会社（MARUICHI STEEL TUBE LTD.）は、大阪府大阪市中央区難波に本社を構える、鋼管の製造・販売を手がける大手メーカーです。東京証券取引所プライム市場に上場しており、その製品は国内外で広く利用されています。

沿革

丸一鋼管のルーツは、1913年（大正2年）に大阪市東住吉区（現在の平野区）で創業した自転車部品製造の福松製作所に遡ります。その後、1926年（大正15年）には丸一製作所として自転車部品製造を本格化させました。

1940年（昭和15年）には、丸一鋼管工場へと改称し、自転車部門を分離。鋼管製造へと事業をシフトしました。戦後の1947年（昭和22年）には、株式会社丸一鋼管製作所を設立し、法人としての歩みを始めます。

1956年（昭和31年）には、大阪出張所を改組して丸一鋼販株式会社を設立。販売網の強化を図りました。そして、1960年（昭和35年）に、現在の商号である丸一鋼管株式会社へと変更しました。

1962年（昭和37年）には、東京証券取引所第二部と大阪証券取引所第二部に株式を上場。1964年（昭和39年）には、東証一部・大証一部へと上場を果たし、名実ともに日本の主要企業としての地位を確立しました。

その後、1970年代から海外展開を本格化させ、1971年（昭和46年）にはインドネシア鋼管株式会社（ISTW）を設立。1978年（昭和53年）には、マルイチ・アメリカン・コーポレーション（MAC）を設立し、グローバルな事業展開を加速させました。

2000年代以降も、中国、ベトナム、米国、インド、メキシコなど、世界各地に拠点を設立・買収し、グローバルネットワークを拡大しています。2020年（令和2年）には、コベルコ鋼管（現・丸一ステンレス鋼管）を子会社化し、ステンレス鋼管事業にも参入しました。

工場

丸一鋼管は、国内に複数の製造拠点を有しています。

東京工場（千葉県市川市）
鹿島特品工場（茨城県潮来市）
名古屋工場（愛知県海部郡飛島村）
堺工場（大阪府堺市西区）
堺特品工場（大阪府堺市東区）
詫間工場（香川県三豊市）

これらの工場では、様々な種類の鋼管が製造され、国内外の様々な産業分野に供給されています。

グループ企業

丸一鋼管は、国内外に多数のグループ企業を有しています。

国内

丸一ステンレス鋼管株式会社
丸一鋼販株式会社
北海道丸一鋼管株式会社
九州丸一鋼管株式会社
四国丸一鋼管株式会社
株式会社アルファメタル
カスガ工業株式会社
沖縄丸一株式会社

海外

Maruichi American Corporation（MAC）
Maruichi Leavitt Pipe & Tube, LLC（Leavitt）
Maruichi Oregon Stell Tube, LLC（MOST）
MARUICHIMEX S.A. de C.V.（Maruichimex）
Maruichi Sun Steel Joint Stock Company
Maruichi Sun Steel (Hanoi) Company Limited
MARUICHI KUMA STEEL TUBE PRIVATE LIMITED
PT.Indonesia Steel Tube Works（ISTW）
Maruichi Metal Product（Foshan）Co.,Ltd.(MMP)
Maruichi Metal Product (Tianjin) Co.,Ltd.(MMP)
J-Spiral Steel Pipe Co.,Ltd

広告活動

丸一鋼管は、積極的に広告活動を展開しています。過去には、『JNNニュースコープ』で企業イメージCMを放送していました。また、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）ならびにEXPO EKIDEN 2025|EXPO_EKIDEN_2025に協賛しています。

スローガン

丸一鋼管は、「Everywhere,MARUICHI どこにでもある、たったひとつの会社に。」というスローガンを掲げています。これは、丸一鋼管の製品が、世界中のあらゆる場所で、様々な形で社会を支えていることを意味しています。

外部リンク

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