丸亀バスセンターの概要
丸亀バスセンター(まるがめバスセンター)は、
香川県丸亀市土器町北1丁目に位置していた
高速バス専用の
バス停留所である。このバスセンターは、
四国高速バスの丸亀営業所に併設されて整備されたものであり、地域内での重要な交通拠点となっていた。
機能の終了
しかし、2009年4月1日から、丸亀バスセンターのバスセンター機能は廃止され、この時点からバスの乗降は行われなくなった。それに伴って、バスの運行に関するサービスも停止された。さらに、その後、2014年の初めには丸亀営業所自体も閉鎖されてしまった。このため、長年地域の交通を支えてきた施設としての役割は終了した。
現在の状況
廃止後のバスセンターの一部は、現在
琴参バスの丸亀営業所のバス駐車場として利用されている。また、バスセンター時代に使用されていた駐車場は、83台分のスペースを有しており、周辺には
工業団地や工場が立ち並ぶ環境となっている。
チケットカウンターの営業時間
かつての丸亀バスセンターでは、チケットカウンターが設置されており、便利なサービスを提供していた。営業時間は午前7時から午後7時までで、利用客はこの時間内にチケットを購入することができた。
発着路線と共同運行
丸亀バスセンターから発着していた主な
高速バス路線には、大阪行きの「さぬきエクスプレス大阪」や「高松エクスプレス大阪号」、神戸行きの「さぬきエクスプレス神戸」などが含まれていた。これらの路線は、
阪急バスやJR四国バス、西日本JRバスなど、複数のバス会社と共同運行されていた。また、関西空港行きの「関西空港リムジン」や名古屋行きの「さぬきエクスプレス名古屋」、さらには横浜・新宿・八王子行きの「
ハローブリッジ号」や福岡行きの「さぬきエクスプレス福岡」といった路線もあり、多岐にわたって利用されていた。
周辺施設
バスセンターの周辺には、さぬき浜街道の北側に位置する臨海部の
工業団地があり、多数の工場が立ち並んでいる。このエリアは、交通網の利用に便利な地域であり、JR
予讃線の
丸亀駅と
宇多津駅のほぼ中間地点に位置していることから、アクセスも良好であった。一般路線バスの最寄のバス停は、
琴参バス(丸亀コミュニティバス)の「新聞放送会館前」であるが、こちらは1日あたり6往復のみの運行であり、利便性は限定的であった。
まとめ
かつては地域内の重要な交通ハブであった丸亀バスセンターは、現在その機能を失い、静かな姿となっているが、周囲の景観や地域の発展には影響を与え続けている。