丸山二三雄

丸山 二三雄（まるやま ふみお）



基本情報



丸山二三雄は1940年代から1950年代にかけて、プロ野球選手としてキャリアを築いた人物です。彼は大正末期に生まれ、戦後の混乱した時代において、南海軍（後の南海ホークス）に入団しました。

選手経歴・来歴


丸山は1943年に京阪商業高校から南海軍に入団しましたが、1945年には召集されて戦地に赴きます。戦後復帰した1946年には、彼の選手キャリアの中で最も輝かしい年を迎えます。この年に彼は25勝を挙げ、特にその優れた投球技術が注目を浴びました。

翌1947年も10勝をマークし、彼の名声は高まりました。しかし、1949年に中日ドラゴンズへ移籍し、その後大洋ホエールズにも所属しました。1951年に現役を終えるまでの期間、丸山はプロ野球界で様々な成績を残しましたが、制球に難があり、時折崩れやすいピッチングスタイルが彼の課題でもありました。

社会人野球とその後


プロを引退した1952年、丸山は尼崎中央商店街のキャバレー春美の野球部で社会人野球を続け、同年に開催された第2回日本産業対抗野球大会に出場しました。春美チームは、この大会において「百貨店・商業部門」の代表として戦うなど、現役選手としての情熱を持ち続けました。
1955年6月には西宮球場で行われた都市対抗兵庫県予選に出場した後、彼は現役選手としてのキャリアを終えます。

引退後は1989年まで心斎橋で小料理屋を経営し、その人生の大部分を地元の人々とともに過ごしました。丸山は81歳でその生涯を閉じますが、彼の野球界での功績は今も語り継がれています。

選手成績


丸山の投手成績は、彼が在籍した各年度で多くの試合に出場し、特に1946年はリーグ最高勝利数を記録したことが際立っています。
彼が所属した球団での背番号は、入団時の26番から、南海軍、グレートリング、南海ホークスを経て、最終的には大洋ホエールズ在籍時の15番まで変遷しました。

関連項目



丸山二三雄の生涯は、変化する日本の野球界の中で一つの時代を象徴するものとなっています。

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