主寝坂道路

主寝坂道路について

主寝坂道路（しゅねざかどうろ）は、山形県金山町の飛ノ森から同県真室川町の及位に至る、全長9.9キロメートルの自動車専用道路です。この道路は国道13号の一部として運用されており、東北中央自動車道に平行する形で整備されています。地域の交通便を向上させるために設計されたこの道路は、高速道路ナンバリング制度に基づき「E13」という路線番号が付与されています。

道路の概要

主寝坂道路の起点は山形県最上郡金山町飛ノ森で、終点は同県最上郡真室川町及位です。この道路は第1種第3級の規格で、設計速度は80キロメートル毎時、道路幅は暫定で12.0メートル、最終的には22.0メートルを計画しています。また、車線幅は3.5メートルで、暫定的には2車線の走行が可能ですが、将来的には4車線の道路になることが見込まれています。最高速度は70キロメートル毎時に設定されています。

インターチェンジや施設

主寝坂道路は全区間を通じて山形県内に位置しています。IC番号に関連するセクションは、すでに開通している部分を示しています。また、未開通の区間や未供用の施設については仮称名が付けられています。トンネルに関しては、暫定的に2車線で運用されているため、トンネルは上下線で1本とされています。

道路の沿革

この道路のプロジェクトは1996年（平成8年）度に事業化され、1999年（平成11年）度には用地買収が始まりました。2000年（平成12年）12月11日に着工し、2003年（平成15年）10月29日には新主寝坂トンネル（長さ2,937メートル）が貫通しました。2005年（平成17年）11月5日には、新主寝坂トンネルを含む5.0キロメートルの区間が暫定2車線で部分開通し、その後2008年3月30日に金山北ICから中田IC（4.9キロメートル）が供用開始され、全線が暫定2車線で開通しました。

交通量と展望

主寝坂道路の開通により、地域の交通量は増加し、利便性が向上しています。この道路は、山形県内の南北連絡道路としての役割を果たし、地元経済の活性化にも寄与しています。将来的には、完全4車線化されることで、さらなる交通の流れが改善され、より多くの車両がスムーズに通行できるようになることが期待されています。

関連項目

主寝坂道路は、日本の高速道路一覧や東北地方の道路一覧に含まれています。また、この道路に沿って位置する主寝坂峠も関連する項目です。

外部リンク

国土交通省東北地方整備局 山形河川国道事務所の公式サイトもご覧ください。

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