久保田哲史

久保田哲史は、1969年5月26日生まれ。DMM TVのオリジナル制作責任者として、映像業界で幅広い活躍を見せています。かつてはフジテレビ、Amazonスタジオに所属していました。

1995年にフジテレビに入社した久保田は、編成制作局ドラマ制作センターに配属されます。2000年には『御就職〜がんばれ!日本のお父さん〜』で演出家デビューを果たし、2005年には『離婚弁護士Ⅱ』で初のチーフ演出を担当しました。また、2002年には『ナマタマゴ』で映画監督としてもデビューしています。2005年と2006年には、フジテレビアナウンサーが企画・制作・出演する朗読舞台『ラヴシーン』の演出も担当しました。

その後、編成制作局編成業務センターを経て、コンテンツ事業局国際開発部へ異動。フジテレビの国際ビジネス事業ドラマ部門を統括し、国際共同制作やリメイク権の販売・購入を担当しました。2019年からはAmazonスタジオのHead of Japan Scripted Originalsとして活躍し、2022年にはDMM TVのオリジナル制作責任者に就任しています。

久保田は、数多くのテレビドラマの演出を手掛けてきました。主な作品として、『ご就職』、『ムコ殿』、『人にやさしく』、『恋愛偏差値』、『VICTORY〜フットガールズの青春〜』、『ムコ殿2003』、『人間の証明』、『東京ミチカ』、『放課後。』、『ゆくな！龍馬』などがあります。また、『離婚弁護士Ⅱ』、『危険なアネキ』、『医龍-Team Medical Dragon-』、『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』ではチーフ演出を務めました。近年では、『小説王』、『No Activity』、『インシデンツ』、『大脱出』、『ケンシロウによろしく』、『EVOL』などのエグゼクティブプロデューサーとして、作品を世に送り出しています。

また、海外ドラマのリメイク権購入にも力を入れており、『HOPE』（韓国ドラマ「ミセン」）、『SUITS』（アメリカドラマ「SUITS」）、『グッドドクター』（韓国ドラマ「グッドドクター」）のリメイク権取得を担当しました。映画監督としては『ナマタマゴ』のほか、Amazon Originalの『Homestay』を制作しています。

さらに、国際共同制作にも積極的に関わっており、フジテレビとインドネシアが共同制作した『Aishiteru』、『When You Wish Upon a Sakura』、フジテレビと中国Iqiyiとの共同制作『不可思議的夏天』などをプロデュース・演出しました。また、『デート中国版』、『プロポーズ大作戦中国版』、『人がいること台湾版』、『空から降る一億の星韓国版』、『最高の離婚韓国版』、『リッチマン、プアウーマン韓国版』などの海外ドラマ制作にも携わっています。久保田は、ドラマ制作にとどまらず、映画、国際共同制作など、多岐にわたる分野でその才能を発揮している人物と言えるでしょう。

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